「腕時計の電池が切れたみたい。交換できる?」と妻から問われた。
自分用の腕時計は3つ持っているが、一度交換すると10年は電池が持つセイコークオーツは別にして、普段使いしている2つのカシオ製腕時計は、いつも自分で電池交換している。
(ちなみに、携帯で時間を確かめることは稀)
ひょっとすると、昨秋に5個まとめ買いをしてストックがある電池が使えるかもしれないと、まずは裏蓋を開けて電池の型番を調べてみた。
多くの腕時計では、裏蓋の一部に3ミリ程度の溝が切ってあり、そこに細いマイナスドライバー等を差し込んでこじ開けられる構造になっている。
元に戻す際に同じ位置になるよう、マジックで本体側に予めマークをつけてから開けてみた。すると、同じSONY製のボタン電池だが、手持ち分とは微妙に型番が異なる。
(手持ち分はSR621SWで、交換すべき分はSR626SW)
ネットで仕様を調べてみたが、直径や厚みは同一だが、電圧が異なる。互換性はなく、無理に使うと本体を壊しかねない。諦めて、新しい電池を買うことにした。
100均のダイソーやSeriaでも売っているらしかったが、いずれも1個108円。この種のボタン電池は1年で切れてしまうのが常で、安価な品をまとめ買いするのがお得である。
昨秋買ったアマゾンで検索をかけたら、5個で送料込み307円(1個換算61円)の格安品を見つけた。すぐに注文したら3日で届いた。相変わらず早い。
さっそく交換する。特に難しい部分はなく、型番の書いてある側を上にしてはめ込むくらいがポイントか。DIY難度は5段階中最低の1。
外注に出すとホームセンターなら500円以上、時計店なら1,000円以上が相場で、自分でやれば確かに安上がり。
ただ、私が自分でやったのは、いずれも数千円程度の安い時計ばかり。自力交換できるかどうかは、先に書いた「裏蓋が簡単に開けられるか?」が、ひとつの目安。高級時計の場合は専門家に任せるのが無難です。