2015年1月13日火曜日

リクエストへの備え

 弾き語り活動を続けるにあたり、自分の得意な曲を絞り込んで、ひたすら磨きをかける、という考えがまずある。オリジナル曲だけを歌う場合も同じだが、スタンスとしては「自分の演りたいスタイルを貫く」ということになろうか。
 一方で、あくまで聴き手の側に立ち、聴き手の求める曲を歌う、という方向性もある。リクエストを募る場合などはその典型で、最近の私のスタイルがそれだ。

 どちらが優れているとか劣っているとかの議論は無益だ。オリジナル曲にこだわるスタイルが優れているという概念をしばしば見かけるが、単なる思い込みではないか。
 真に秀でた歌い手なら、どこの誰が作った歌であっても、自身の感性というフィルターを通して、独自の世界を創りだすだろう。
 リクエストを積極的に受けようと思い立って以来、日々自分のレパートリーを増やそうと努めているが、ここでぶち当たるのは「どんな曲を会得するか?」という根源的な課題だ。
 当初は売れた曲をまず覚えるべきと考えたが、実際に歌ってみると、必ずしも売れた曲が支持されるわけではない。
「歴代シングル売り上げ枚数ランキングBest100」

 上記100曲の中で、過去にリクエストを受けたのは「世界に一つだけの花」「異邦人」の2曲のみ。自主的に歌ってまずまずの反応があったのが「星影のワルツ」。
「恋の季節」「空も飛べるはず」「ダンシング・オールナイト」「あなた」をストリートで歌ったことがあるが、期待していたほどの反応はなかった。
 次に考えたのが、放送局のアンケートなどの上位曲。NHKではよくこの種の調査をやっていて、非常に参考になる。
「昭和の歌謡曲ベスト200」〜1989NHK調査

 上記200曲は幅広い年齢層の嗜好を代表するもので、ほぼ一般のリクエスト傾向と合致しているように思える。
 まずはこの200曲をレパートリーに加えようと考えたが、得手不得手やコード譜の入手が困難な事情などもあって、現段階では達成率50%ほどである。調査から年月が過ぎると、最新の傾向がつかめなくなり、情報としては限界がある。


 最近になって注目したのは、カラオケでのランキング。最新のランキングがまとめられたサイトがあって、特にアーティスト別の詳細な情報は参考になる。

「カラオケランキング 最新・年代別・アーティスト別」

 これによると、私のよく歌う歌手のカラオケ最新ランクBest3は以下の通り。

・中島みゆき Best3: 1)糸 2)地上の星 3)時代
・松山千春 Best3: 1)大空と大地の中で 2)恋 3)長い夜
・テレサテン Best3: 1)つぐない 2)時の流れに身をまかせ 3)空港
・美空ひばり Best3: 1)みだれ髪 2)愛燦燦 3)川の流れのように

 おおむね予想通りだったが、意外だったのは「糸」と「みだれ髪」の1位。「糸」は最近ようやく会得したが、「みだれ髪」は未だにレパートリー外。
 好きな歌手、よく歌う歌手、要望の多い歌手の少なくともベスト3は押さえておくべきで、早急に対処したいと思う。
 昨年12/20にアマゾンで買った和歌山産の箱入りミカン10Kgが、残り10個ほどになった。ずっと車庫横の地下ムロに入れておき、小出ししながら毎日5個くらいのペースで食べてきた。およそ120〜130個はあった。
 サイズが不揃いで、皮にキズもあったりの、いわゆる訳ありもの。その分安いが、味は良かった。

 ミカンをネットで買うのは初めてだったが、来年もまた利用していい気分。ネットでの買い物、じわじわと領域が広がりつつある。