2015年1月10日土曜日

親子で果実酒

 正月休みで帰省した末の息子が、バックからいきなり1.5Lのペットボトルを取り出した。中身は黄色い液体で、一見お茶ふう。冬の帰省は車を使わずにJRを利用するので、なにゆえ嵩張る容器など…?といぶかったが、実は中身は梅酒だという。
 なんでも、私が庭のラズベリーを使った果実酒を仕込んだことをブログで知り、(よ〜し、俺も…)と、手頃な梅酒を作る気になったらしい。専用の瓶やら梅は自ら調達、レシピも自分なりに工夫を加え、いい感じの仕上がりだという。

 元来料理を苦にしないタチなので、果実酒などその気になればわけもないことだろうが、一人暮らしの若い独身男に、梅酒はどことなく不釣り合いな気がしないでもなかった。


 ブログには書きそびれたが、私の仕込んだラズベリー酒も12月上旬に飲み頃となり、妻には「甘すぎる」と不評だったが、炭酸で割ってときどき飲んでいる。
 息子の梅酒もさっそく飲んでみたが、甘さを抑えたサッパリした飲み口で、なかなかいける。息子は帰省中にもジャンジャン飲んでいたが、残った分は置いていった。

 夕食時に両方の果実酒を食卓に並べ、飲み比べてみたが、甲乙つけがたい。当初甘すぎた感じの我がラズベリー酒も、その後の熟成が進んだせいか、上品な味に仕上がってきた。対抗するわけではないが、ルビー色の鮮やかさでは引けをとらないはず。
 若い女性の意見も聞いてみたいので、近いうちに長男のお嫁さんにも飲み比べてもらおう。
 明日に迫った市内お寺での新春祈祷会コンサートに備え、あれこれと準備した。PAは本堂に備えつけの有線マイクと無線マイクを使う予定だが、万一に備えて交流式PAセットも車に積んでおく。
 エレアコはライン録りではなく、リスクの少ないマイク録りでやることにした。それに合わせ、ここ数日の練習もマイク録りでやっているが、悩ましいのは使うギターの選択。直前まで迷ったが、シャープさには欠けるが、音色が柔らかでボーカルの邪魔をしないヤマハのエレアコに最終決定。

 問題は明け方に降った30センチ近くの雪で、22時を過ぎても除雪車はやってこず、昨年暮れと同じ陸の孤島状態。万一明朝までにやってこなければ歩いて行くことも想定し、その具体的手段についても詳しく調べた。
 真冬のライブ活動、本当に神経を使う。