昨日のライブの帰り、別の用事があって息子と合流し、そのまま彼の車で家に送ってもらった。試しに息子の車でもバッテリ起動を試みたが、やはりうまくいかなかった。
記録を調べてみたら、車を買って6年半が経過し、この間一度もバッテリを交換していない。昨秋の点検では特に指摘されなかったが、経年劣化が進んでいるバッテリを、この際自力で新品に交換してしまうのが、根本的解決になるのは間違いなかった。
ネットで型番と価格を調べると、安いものでは3千円程度。ホームセンターなどでは廃バッテリの引取処分までやってくれるらしいので、息子の車で近隣のホームセンターを回った。
しかし、どの店にも必要な「42B19L」のバッテリが置いていない。2軒目には互換性のある1ランク上の製品がひとつだけあったが、価格が7千円。しかし担当者が「三菱車のバッテリは自力交換しないほうが賢明ですよ」という。なんでも電気系統にトラブルが出やすいとか。
意外な情報に、買うのはいったん中止して家に戻った。
自力での交換経験が息子にはあったが、三菱車ではない。業者に頼むにしても、まずは現状でエンジンをかけてみる必要があるのではないか?という結論に至った。
一夜明けて、加入しているソニー損保の故障担当サービスに電話してみた。ソニー損保ではJAFと連携し、バッテリ上がりや鍵の閉じ込め、ガソリン切れなどの故障は無料で対処してくれる。加入して5年目になるが、一度も利用したことはない。しかし、いまこそ試すときだ。
現状を説明し、いったん電話を切る。すぐに連絡があり、30分ほどで担当者が自宅まで来てくれるという。以前にバックミラーを電柱にぶつける自損事故を起こした際もそうだったが、対応が非常に誠実で迅速である。
ほどなくして携帯が鳴り、担当者がいま家の前にいるという。ドアを開けるとレッカー車が停まっていた。始動がうまくいかなかった場合、レッカーでそのまま運べるようにとの準備らしい。
まずは強力バッテリでの起動を試みるということで、小型カバンほどの大きさの可搬式バッテリを使い、ブースターケーブルを接続。充電式らしく、他のケーブル類はない。
担当者がエンジンキーを回すと、一発起動。あまりの呆気なさに、拍子抜けした。
以前に馴染みの整備工場から聞いた通り、そのままエンジンを切らずに2時間連続でアイドリング運転を続けた。(エアコン、ラジオ、換気ファンなどは全て完全オフにしておく)つまりはエンジン回転による充電をしてやるわけで、過去2回の同じトラブルでは、この措置でバッテリ電圧は正常復帰している。
その後エンジンを切り、何度か再始動させてみたが、いまのところ問題は起きていない。パワーウィンドウやバックミラー収納、半ドアなどの警告動作にも異常はない。しばらくは要注意だが、緊急のバッテリ交換は避けられるかもしれない。
バッテリ電圧が一時的にゼロになってしまったせいか、時計やラジオ局の周波数登録、走行距離のカウントが全てリセットされて初期状態に戻っていた。過去2回にはなかったことで、他の車でのバッテリ起動がうまくいかなかったはずだ。
(購入してからの累積走行距離記録は、さすがに残っていた)
今回でこりたので、諸悪の根源である天井室内灯のスイッチはオフの状態でテープ固定してしまった。今後は小型のLED灯を車内に常時置いておき、代用したいと思う。