2014年12月15日月曜日

漬物主役交代

 秋に漬け込んだタクアンが食べ頃になり、4月くらいからずっと主役だったぬか漬けの床を、冬眠させることにした。

 隠し味として埋め込んだショウガやニンニク、南蛮を取り出し、新しいヌカを足してよく混ぜる。ホーロー容器についた汚れやサビをていねいに拭き取り、最後に表面に薄く塩をふって完了。
 ラップで二重に覆い、さらにその上にプラスチックの蓋を載せ、外物置の棚に収納した。


 主役交代で食卓に登場した今年のタクアンは、干し上がって漬け込むまでコマメに面倒をみたせいか、なかなか出来がよい。加齢に伴って歯もじょじょに弱っているが、ひとまずタクアンはまだ噛める。
 夏場のぬか漬けでメインとなるのはキュウリだが、スーパーで買うと時期によっては、1本70円近くもする。1本だと1回で食べてしまい、これが毎日続く。食費に占める漬物費はかなりのもの。
 これがタクアンとなると、大根1本が60円程度で、2回は食べられる。つまり、1回分が30円という安さ。煩わしいぬか床の管理もなく、家計にも非常にやさしい漬物である。