2014年12月14日日曜日

幸福感と政治

 厳寒のなか、妻を伴って車で投票に行ってきた。政治に期待しているわけではないが、投票せずに外に向かって、あれこれ社会批判はしたくないから。

 45年間、ほとんど棄権せずに生きてきたが、結局のところ「政治」=「市井の国民」なのである。一般社会から乖離した生き方を歩むと自他ともに認める私のような者にとって、やはり政治というものは身に馴染まない存在なのだと、つくづく思う。


 3日前のことになるが、今年もクリスマスグッズをあちこちに飾った。2階カウンターテーブルには、妻の手作り籐製ツリー。吊した飾りは廃棄品やお菓子のオマケの寄せ集めだが、ささやかに暮らしを潤してくれる。
 日々の幸福感は、こうした小さな所作の積み重ねの陰に潜んでいるのではあるまいか。そこに政治が介入する余地はあるのか。