2014年12月9日火曜日

ノーパソを断捨離

 もう何年も使ってなく、今後使う見込みもないXP搭載のWindowsノートパソコンを処分しようと考えた。
 いわゆる「断捨離」は一気にまとめてではなく、日々思い立ったときにコツコツと地道に積み重ねてゆくもので、それこそがシンプルで無駄のない暮しを続ける、大いなる秘訣なのだ。

 まず、バッテリを取り外す。本体は北海道で小型家電や段ボール、衣料品等の無料回収とリサイクルをやっている「じゅんかんコンビニ」に持ってゆくが、バッテリは事前に外すことが条件のひとつだ。
 本体を裏返し、ロックを外して着脱ボタンをスライドすれば、バッテリは簡単に外せる。問題はハードディスクの抜き取りで、これまでディスクトップ型PCでは何度もやったが、ノートパソコンのHDDを取り出した経験はない。


 PC内の個人情報は自己責任で消去するのがルールになっている。そのためには、HDDの取り外しが必須。
 中古で入手したのでネットで取説を探して調べてみたが、HDD交換の記載はどこにもなかった。さらに調べて、HDD交換の手法を説明した動画を発見。裏面にあるビスを1本外すと、引き出しのように取り出せた。
 次にHDDを分解して、情報の入っている円板(プラッタ)を取り外す。あいにく固定されているビスがスター型のトルクスねじ。専用ドライバーは買うと高価で、使用頻度は少ない。交換ではなく壊すのが目的なので、カバー部分をマイナスドライバーで強引にこじ開けた。

 カバーの金属板をプライヤーで切り開き、ようやく現れた銀色に輝く円板。これまたマイナスドライバーで外そうとしたら、まるで薄い氷のように粉々に砕け散ってしまった。
 ディスクトップ型PCの円板と比べると、なんというもろさ。おかげでハンマーで破壊する手間が省けたが、飛び散った破片を集めるのに、掃除機を使う羽目に。(真似される方は充分ご注意を)


 記憶部分がなくなったので、基板を含むケース部分は再び本体に収納。本体とACアダプターは、まとめて近くの「じゅんかんコンビニ」に持っていった。
 バッテリは後日、家電量販店の専用回収箱に投入してくる予定。あれこれ手間はかかるが、再生型社会に貢献もできて、身の回りもスッキリ片づくという、一石二鳥の効果。断捨離がまた一歩進んだ。