2014年11月19日水曜日

ギターのナット調整

 常用しているエレアコ、オベーションのチューニング狂いがこのところひどい。来月は多数のライブが控えているので、自力での調整を試みた。
 チューニングで音を合わせても、カポをするとわずかに音がシャープするという現象で、2弦、5弦、6弦で著しく、他の弦では症状なし。


 いろいろ調べると、たとえば2フレットを押さえてチューニングし、そのまま他のフレットに移って音をチェックしても、狂いはない。要するに、カポがないときだけ狂うのだ。
 ナットの摩耗によって弦の支点が微妙にずれていることが原因と思われ、その証拠に、ナットとペグ間の弦を強く下に押して支点を擬似的にずらしてやると、オープン時でもチューニングは合う。
 対象の弦を1本ずつ外し、手持ちの細いヤスリで少しずつ調整。(ちなみに、むかし弓道をやっていたときに、矢筈を調整するために買った特殊なヤスリを使用)支点を指板側にずらすべく、ペグ側の傾斜を意識しつつ削った。ついでに、溝に2Bの鉛筆を縫ってパウダー代わりとする。

 数回やって、かなり症状が回復。なぜ2弦、5弦、6弦なのかは分からないが、定期的にメンテナンスする必要があるそうだ。