2014年11月11日火曜日

多肉火祭り下克上

 手探り育成中の多肉植物・火祭りに、急展開があった。日照不足による徒長現象により、3つあった株の2つを切り取り、そこから出た4つの新芽は順調に育ちつつあるのが、これまでの経過。
 温情あるいは未練心で、ひとつだけ残した株が、なぜかこのところ元気がない。ぐったりとしおれた感じで、いまにも倒れそうだ。

 不信に思い、よく調べると、下端部にある葉のひとつが脱落寸前。指でさわったとたん、ポロリと落ちた。するとそこには、豆粒ほどの小さな新芽があるではないか。


 場所は強制的に切り取った2つの株と、ほぼ同じ位置。何らかの理由で、伸びすぎた茎に見切りをつけ、若い別の芽が育ち始めたらしい。
 ポロリと落ちた葉は、その若い芽に押されて脱落したもの。いわば若芽の下克上、老兵は去るべし。厳しいが、それが自然の摂理だ。

 古い茎は切り捨てる時期到来と判断し、若い芽の上からすっぱり切り取った。


 上の写真が最新の状態で、切り取った株は別の鉢に仕立て直すべく、現在日陰で乾燥中。いま調べてみたら、すでにヒゲ根が数本出ているので、近々植え直す予定だ。

 下克上の若芽は順調に育っていて、反対側の葉の根元にも、別の若芽が出始めているのを確認。今後は元の3つの株からそれぞれ出た2つの芽、合計6つが競い合って育つことを期待したい。長い冬を果たして無事に乗り切れるのか?心配はつきないが。