氷塊で壊れた灯油ゲージを2年ほど前に交換してから、内容量とゲージの目盛に誤差が出るようになった。タンクの型と合っていないらしく、実際の量よりも多く表示される。つまり、目盛が半分を指していても、実際の残量は半分以下の40%くらいしかない。
その誤差を考慮し、目盛が半分近くに迫った時期に、満を持して給油を依頼した。
ゲージの狂いで、上限のはるか上に目盛がある |
手紙を出しに外出したわずかの間にタンクローリー車がやってきて、家に戻ると給油は終わっていた。応対した妻から渡された伝票を見ると、給油量はわずか211L。安い代りに、現金払いで200L以上一度に入れないと単価が上がる店なので、際どい数字だった。
Lあたり単価は春先より5円下がって、税別84円。用心して3万円準備してあったが、2万円でお釣りがきた。
あまりの消費量の少なさに、前年度の伝票を調べてみると、昨年は11月14日に383Lも入れている。今年の倍近くもあって、信じ難い数字だ。
激減した理由はいくつか考えられるが、以前にブログで記したのは以下の3つ。
1)春の最終給油がやや遅かったこと(前年より14日遅れ)
2)暖房ボイラを2年ぶりに点検補修したこと(点火プラグを交換)
3)パッシブ換気口の給気口を半分閉ざしたこと
このうち、最も効果的だったと思われるのは、3)である。これに関しては過去の記事「パッシブ換気量の調節」で詳しくふれた。
給気側換気フード半分閉鎖による大きな弊害はいまのところ出ていないが、換気量が減っているのは間違いなく、11月中旬の寒い時期の湿度が例年よりも高く、60%強もあった。
そのため、窓の結露がいつもより多かったように思える。対策として排気側の換気フードを例年よりもわずかに大きく開けた。その結果、湿度は50〜55%で安定した。
(排気側の換気は2系統なので、両側をバランスよく開ける)
(CO2濃度測定が困難なため、冬期の室内環境は湿度の値を目安にしている)
(CO2濃度測定が困難なため、冬期の室内環境は湿度の値を目安にしている)
換気量が減ったことで熱損失が少なくなり、その分が灯油消費量の減少に直結していると思われる。
冬期の適切な換気量設定は非常にデリケートな問題で、機械式の換気であればタイマー運転等でも調節可能だが、自然の温度差を使うパッシブ換気の場合、換気フードの開閉量調整だけが頼りだ。
仮に給気排気のどちらかでも完全に閉ざしてしまうと、結露の雨が降って、大変なクレームになるだろう。作業としてはプロの領域だが、もしいろいろ試そうとするなら、正確な温湿度計をチェックしつつ、注意深く進める必要がある。
冬期の適切な換気量設定は非常にデリケートな問題で、機械式の換気であればタイマー運転等でも調節可能だが、自然の温度差を使うパッシブ換気の場合、換気フードの開閉量調整だけが頼りだ。
仮に給気排気のどちらかでも完全に閉ざしてしまうと、結露の雨が降って、大変なクレームになるだろう。作業としてはプロの領域だが、もしいろいろ試そうとするなら、正確な温湿度計をチェックしつつ、注意深く進める必要がある。
(参考にされる場合、各自の判断でお願いします)