2014年11月29日土曜日

灯油タンクゲージ修理

 一昨日給油したばかりの灯油ホームタンク、油量ゲージが正確でないことがどうにも気になり、修理するなら満タン状態で容量が明確ないまが最適と、思い切って自力でやってみることにした。

 まずはネットで情報収集。3本の固定ビスを緩めて内部にあるフロート部分を取り出せば、何とかやれそうな感じがした。


 現状は写真のように、「危険」と枠で囲まれた部分の上端に赤い浮き子がきている。業者はタンクのぎりぎりまで給油するのが常だが、本来ならこの枠の下端あたりに浮き子がきているのが正しい。

 慎重に抜き取って床に置き、折れ曲がった金属部材を手で調節して、フロートがどの位置にくれば正しい表示になるかをチェック。フロート付きの棒を現状より上方に曲げてやればよいことが分かった。
 フロートを保持している針金はそれほど頑強ではなく、手で簡単に曲げられる。最初は弱めに曲げて実際にタンクにセットし、目盛をチェック。3回調整して、適正な位置になった。


 曲げて処理する場合のポイントは、垂直な部材に対して、ねじれがないように曲げること。セットする場合、黒いフロートは給油口と反対側にくるよう、そしてタンクの形状に対して並行になるよう固定する。
 これを誤ると、給油時にフロートを壊したり、フロートがタンク壁に接触して正確な表示ができなくなる可能性がある。



《2016.12.30 追記》
 その後2シーズンを経て、この修正法では「満タン時の油量表示は正確だが、半分以下に減った際の表示が、実残量よりも10%ほど少なく表示される」という欠点があることが判明した。
 満タン時と半分以下に減った際の両方の表示を正確にする修正を試行錯誤したすえ、以下の手段により、ほぼ満足できる結果を得た。

・フロート先端部の曲がり部分をまっすぐに伸ばし、さらに先端に15gの重りを固定する。
(重りの数値はタンクや油量計により異なると思われます)
(前述の曲がり部分も、全て元通りまっすぐに戻す)



 上記修正による実際の油量計表示は以下の通り。

満タン時表示
(業者はギリギリまで給油するので、位置は高め)

 半分程度減ったところで、重りをつけたヒモで残量を実測。写真ではヒモが灯油で濡れた範囲が分かりにくいので、金色のワイヤーひもでしばってある。

半分程度の表示