さりとて枯れるわけでもなく、ジリジリしつつもじっと耐えて、土が乾くたびに水やりだけは欠かさなかった。
そんな気遣いに応えるかのように、数日前に2つある株のうち、ひとつの先端に赤いツボミを発見。外はすでに冬だが、寒さにむかう中でよくぞ育ってくれた。
もうひとつある大きいほうの株に変化はないが、刺激になってくれることを期待しよう。
劣化して切り取ってしまった多肉植物・火祭りの親株、切り口が充分に乾いてヒゲ根も出始めたので、小さな鉢に植え替えた。
2階南西角の陽当りのいい机上に、なかよく4つの鉢が並んでいる。こちらもスタートは鉢ひとつだったが、ジワジワと増殖しつつある。
細かい気配りをしつつ観葉植物の面倒をみる作業、地味だが嫌いではない。放任せず、しかも甘やかさず、そのサジ加減が面白い。方向性さえ間違ってなければ、手間暇に必ず応えてくれるところも嬉しい。
近い将来もし歌う場がなくなったとしたら、この趣味に打ち込んでもいい気に段々なってきた。