2014年5月10日土曜日

シルバー大学の講師に

 少し先の話だが、近隣の地区センターが主催する地域中高年対象のシルバー大学講師を務めることになった。

 4年前にロビーコンサートの企画書を持って「営業」に訪れたのがそもそもの発端。運営はNPO法人だが、「地域住民に向けた、地区センターロビーでの叙情歌コンサート」という私の企画はすんなり通って、その年の夏にさっそく歌わせていただいた。

 その後毎年のように地域中高年対象のイベント出演を依頼されるようになり、「シルバー大学の講師もぜひに」と、打診されてはいた。


 話が具体化したのは、昨年秋の地域中高年対象の敬老イベントでのこと。帰り際に館長さんに呼び止められ、今年度の講師として、再度の要請があった。
 過去4年間の実績があるせいか、所属や肩書き、資格は特に不要で、ジャンル(科目)は当然ながら音楽。数年前から(もしやるなら、北原白秋を…)との構想が頭にあり、ありがたくお受けすることに。
 講義内容は「北原白秋〜そして北の叙情歌〜」とすでに決定済み。送られてきた科目表にある私の肩書には、「叙情歌シンガー」と記載があった。

 講義時間は休憩と質疑を含めて2時間。前半に北原白秋の関連曲を、後半に北海道に関連する叙情歌を歌う。
 それぞれ7〜8曲歌うので、1曲あたり6分前後。歌が3分、それに関連する解説が3分という割当てとなりそう。
 すでに候補曲の絞り込みは終えていて、6月一杯をめどに実際に歌ってみて、構成を確定させる。前後半をつなぐ重要なキーとなる曲は、札幌をテーマにした北原白秋の名曲「この道」と、早くから決めている。

 募集人数は80名だが、例年予約で埋まるとのこと。チカホでのストリートライブでもテーマを決めて解説しながら歌うことは多いので、特に戸惑いや気負いはない。
 ただ、ストリートや介護施設ではやりにくい「北原白秋」というテーマで歌えるのは、ちょっとうれしい。地域中高年対象とはいえ、「大学」であるには違いなく、ある程度の格調は必要であろう。