2014年5月9日金曜日

キッチンワゴン66

 目下単身で札幌勤務中の長男のお嫁さん、慣れぬ北国の暮らしに孤軍奮闘中である。南国で生まれ育ったので、春とはいえ、時に氷点下に迫る北の街は、過ごすに厳しい。

 ひとまずはマンスリーマンション暮らしの身だが、台所が極端に狭く、備品の置き場に難渋しているとか。あくまで仮の住まいなので、家具調度はなるべく増やさないほうがいい。ならば私が得意のDIYで作りましょうか?ということになった。


 端材のストックを見繕ったが、300×660の19ミリシナランバー板が2枚見つかった。これを棚板にすることに決定。脚になる材料としては、昨年秋に外壁を全面的に張り替えた際、発生した幅105のヌキ板が大量にある。
 長さを測ると、うまい具合に670〜680前後。棚板の長さに合わせ、脚の長さも全て660に統一することにした。
 棚板を挟みつけるように、脚を四方から木用ビスで固定。脚の方向が全て同じだと構造的に安定しないので、2本をまず左右から、そして残る2本を背面から固定し、それぞれXY方向の応力を分担させた。

 最上段の棚板が足りないので、ここにも660長のヌキ板を使うことにする。バラバラの3枚を脚となるヌキ板だけで平坦に固定する手法は難易度が高いが、どうにかうまく収めた。
 天板になる部分に自然系塗料を塗って完成。あくまで残材のやり繰りなので仕上りは粗いが、ぐらつきはなく、不要になったら簡単に分解処分が可能である。

 全て660の部材で仕上げたので、名前は「キッチンワゴン66」とした。本日のDIY難度、5段階中の3。パーツが9つあるので、固定部の直角を正確に出す作業がポイント。