2013年7月31日水曜日

さわってください

 夕方に来月末実施の地域医療勉強会余興の打合せに出向く。会場の下見とスタッフとの顔合わせ等が目的だが、会場の街づくりセンターは先日青空コンサートを実施した大規模公園のすぐ近く。毎年敬老イベントに招かれる地区センターにも近く、何かと縁のある地域だ。
 同年代の女性スタッフ3名と打合せたが、元々は妻の職場友だちの紹介で、先方はブログ等でも私の活動をよく知っていた。

 会場の様子を見て、勉強会からの転換の段取りを調整、最後に予定のプログラムを決めた。聴き手が60代70代の女性中心ということで、7月からやっている介護施設系の夏向きライブ構成をベースにしたが、介護施設では演れない曲もかなり入れていただいた。


 街づくりセンターでの打合せ後、近くの安売りスーパーで必需品を調達。定番品をカゴに詰め込み、切れていたブラックニッカも入れた。レジで精算していたら、担当の若い女性が不可解なことを言う。
「ここにさわってください♡」

 実際のやり取りに「♡」マークはないが、一瞬ドキリとした。何を言っているのか意味が分からない。「え?ど、どこに…」
 担当のレジ女性、作業を休めず、(しょうがないオヤジだな…)といった表情で、空いている左手で目の前にぶら下がった看板の一部をつまむ。そこには次のような文字が。
「私は20歳以上です」
「あ~、アルコールですか。ハイハイ」
 要するに「年齢確認」というシロモノで、看板の文字に触れると、「確認しましたよ~」というお墨付きが得られる仕組みらしい。しかし、どうみてもオイラは20歳を超えているでショ~ガ…、と一瞬いまいましくも思ったが、まあルールはルールだ。

 家に戻って妻に顛末を話しつつ、「一瞬若い子の身体にタッチしそうになったぜ、オイラ」とふざけると、「もしやってたら、いまごろは警察署行きだったわね」とクールな妻。確かに。