もともと丈夫な花で、丈夫過ぎて嫌う人もいるほど。一般家庭で栽培している人は、ごく稀である。芽は簡単に出てすぐに花を咲かせたが、一年草なので、翌年はこぼれた種から芽が出る。確かに我が家の敷地内に蒔いたはずが、いつの間にか境界を超えた隣地で花を咲かせるようになった。
隣地の地主とは今春に初めて挨拶をかわしたが、境界部の草刈りを長年やっていることを伝えると、花や野菜の栽培はどうぞ自由にやってください、とのお許しを得ている。野菜を育てる気はないが、タチアオイなら問題ないだろう。
北側には「邪気を払う」という風水の縁起をかつぎ、白のタチアオイを植えてあったが、こちらはいつの間にか姿を消した。周辺で雑草除去の農薬を散布したとの情報があり、それが関係しているかもしれない。
タチアオイには赤、ピンク、白、濃赤のほか、白と赤の混じった変形も存在する。野菜の栽培がこのところうまくいかないので、丈夫な花の育成に切り替えようかとも思う。
一昨日のチカチカパフォーマンス第1ステージで、20代とおぼしき若い方が複数、かなり長時間立ち止まって聴いてくださった。
特に若い人むけの構成ではなかったが、中盤で歌ったオリジナル「誰も知らない夜」の反応がよく、急きょ予定を変えて、ページを繰って目についたオリジナル「サクラ咲く」を続けて歌った。
その若い方には終了後に、「《誰も知らない夜》がよかった。CDに入っているなら買います」と言われた。当初はそう大きな反響のなかったこの曲、バラード系の歌唱法に変更してから、評価が急変した感じだ。
あとで思ったが、「サクラ咲く」は中高年をターゲットにした曲で、ここは若い方を意識して作った「夢の旅路」を歌うべきだったと反省。「夢の旅路」は前々回のチカチカパフォーマンスで、やはり若い方に評判がよかった。
いろいろなパターンのオリジナルがあるが、響き方は聴き手によって実にさまざま。時間制約があるなかでの咄嗟の選択は、なかなか難しいものがある。