「PAが準備できない」という条件が最初に出され、さらには屋外で交流電源もないという。持ち時間は20分だが、私以外の2組は楽器演奏で、その条件下でも対応可能という。ボーカル中心の我が演奏、さすがにそれでは過酷すぎると、粘り強く交渉した結果、どうにか100V屋外発電機だけは先方で準備してくれることに。
最悪の場合、充電式のポータブル交流電源の購入まで考えていたので、ひとまず胸をなでおろした。
残る作業は手持ちPAの調整である。メインに最大出力30WのCM-30を使うとして、可能であればもう少し出力を増やしたい。
過去にはヘッドフォン端子から取り出したケーブルに、古いヤマハVA-10を増設したこともあったが、ハウリングを起こしてしまう。再び試してみたが、結果は同じだった。(写真右端)
悩んだすえ、チカチカパフォーマンスで使っている乾電池式のモバイル・キューブをつないでみた。すると、不思議にハウリングが起きない。同じローランド製ということで、相性がいいのか。
ともかく、こうやればかなりパワーアップできることが分かった。写真のように双方のスピーカーの角度を微妙に変えてやれば、モニターとしても機能するし、より広い角度の聴き手にも対応できる。各種ツマミの設定値を忘れないよう、いつものように赤テープでマーキング。来週に迫る本番を待つ。