これまで何度もシンクまで丸ごと落としてしまい、時には日本酒のお銚子まで入っているので、割れやしなかったかと、いつもヒヤヒヤさせられた。
箸やスプーン類だけなら、現状の水切りカゴに引っ掛ける方式で問題なく、事実たいていの箸立てはそういう構造になっている。しかし我が家では、包丁やお銚子なども箸立てに入れて水を切るのが長年の習慣。これは何とか修正しなくては。
問題点をずっと意識下で考えていると、ある日突然いいアイデアが湧いてくる。発想とは元来そういうもので、問題意識を持ち続けることが肝心なのだ。
思いついたのは、箸立てを水切りカゴ本体ではなく、壁に取り付けてはどうか?という突飛なもの。壁にネジ止めした木片に箸立てのフック部を差し込めば、やり方次第では、かなり強固に固定できるのではないか。
さっそくいろいろな木片をあてがってみると、きつ過ぎず緩すぎず、ぴったりなのがある。適当に加工してフックを差し込むためのセパレータ(ワッシャー3枚を使用)を間にはさみ、壁の木製パネルから3ミリほど離してビス止め。下端は水切れを考慮し、1センチほどの空間をとった。
さっそく夕食後の食器洗いで試してみると、なかなかいい按配である。箸立てはいつでも取り外して清掃可能。左右の位置もある程度自由に変更できる構造だ。
本日のDIY難度、5段階中の1。ちょっと器用なら、誰でもできます。