建物はかなり古いが、それなりの雰囲気はある。ワッフルの珈琲セットを頼んだが、珈琲は深みがあって、どこにもないような特徴がある。帰り際に聞いてみたが、自家焙煎ではないそうだ。
ワッフルは中心にアイスクリームがあり、それを囲むようにワッフル、さらにはスライスしたイチゴやグレープフルーツ、バナナなどが散りばめられていて、これまた珍しい体裁だった。セット価格は750円と、まずまず。
ホワイトデー直後というわけでもないが、今日の支払いは珍しく私。先週予想外にさばけたオリジナルCDの売上げをあてた。たまにはね。
昨日から今日にかけ、歌謡曲系のオリジナルがまたひとつ出来た。男女の別離、そして自立というテーマを、得意の女性目線で描いたもの。
チカチカパフォーマンスで評価の高い歌謡曲系オリジナル「抱きしめて」と同じ路線の曲を作りたいという構想は以前からあって、それに沿ったもの。
「抱きしめて」は成熟した男女の生き方のスレ違いを切なく描いた作品だが、「いまは強く抱きしめて…」とリフレインして終わっている。
作者としては、その後の女主人公の行く末を描きたいとかねてから思っていて、今回の曲はそのアンサーソング的位置づけである。タイトルは「寂しくなんかない」。
「いいのよ でもいいのよ そのドアを開けても…」と、互いの心変わりを許し、「私は独りで生きられる…」と、明日に向かって歩き出す気丈な女心を描いている。
前作はごく短時間で完成に至ったが、今回はまずサビの部分が出来てちょっと行き詰まり、一晩寝て明け方に入りの部分が落ちてきた。半睡状態で閃きが降りてきた経緯は、不思議に前作と似ている。
アンサーソングということで、リズムパターンは前作と同じスィング調にした。非常にノリはいい。近いうちにチカチカパフォーマンスで、第三者の評価を得たいと思う。ちょっと怖いが、楽しみでもある。