すでに事務局には連絡済みで、「では明日から変更ということで」と、内諾もいただいた。なぜ明日からかといえば、明日が第4期のオーディション実施日で、実質的に第4期の活動が始まるからだ。
この半年間で13回のパフォーマンスを実施し、最低ノルマの4回は大きく超えた。無条件で更新となる権利をすでに得ているが、明日は一般パフォーマンス終了後の審査時間に、場のつなぎ役としてゲスト出演することが決まっている。登録名を変更するには、絶好の機会なのだ。
その新ステージネーム、熟慮のすえに落ち着いたのが、
「菊地トムノ」
これまでずっと単純に本名で通していたから、自分にとっては革命的な変更である。姓は本名のままで、名前だけが別名。といっても、音感としては限りなく本名に近く、呼ばれても大きな違和感はない。
占い好きなので、いちおう姓名判断で字画も調べたが、すごくいい。ムチャクチャいい。^_^;「鰯の頭も信心から」なのである。
実はチカチカパフォーマンスに合格した2年前から、ずっとステージネームの構想はあった。当時、登録直前まで迷ったのが「菊地トム」。「TOMすけ」というハンドル名を20年ほど前からずっと使っていて、いまでも一部の音楽仲間からは、この名で呼ばれているほど。
しかし、「菊地トム」あるいは「TOMすけ」では、いかにも軽薄な印象で、ステージネームとして使う気にはとてもなれなかった。
今回、変えるに至った心境の変化は、まず本名の字面が、いかにも重い印象であったこと。万葉歌人に同じ名があるが、まさにそんな古めかしい印象で、本名のイメージを大きく損なわず、なおかつ字面と音の響きが洒落たものに変えたいと徐々に思うようになった。
あくまで自己満足の世界だが、従来からある「とむ」に、名前の一部である「の」を付加し、さらにはカタカナ表記にすることで、一瞬(おや?)と思わせる心理効果があるのでは…、と期待している。
英語で書くと「TOMNO」ということになり、私がよく歌うシャンソンの「ドミノ」という名曲の香りも少し漂う。女性目線の歌を多く歌う昨今、性別不詳な印象であるのも都合がいい。
ひとまずチカチカパフォーマンス関連の一切の登録名はこちらに変え、看板や案内状も順次変えてゆく。オリジナルCDも主たる頒布場所はチカチカパフォーマンスなので、新規製作分から変えることになる。
雪まつりなどの大規模イベント、地域センターなどの地域イベントでのエントリー名をどうするかは今後の課題だが、いずれ全面的に変える方向となろうか。
名前を変えたから歌が上手くなるわけでもないが、歌い手の名は歌唱のイメージを喚起する重要な符号。「ジャンル不詳」「聴き手不詳」「性別不詳」という最近の我が音楽方向性からして、必然的な流れなのだ。