2013年3月13日水曜日

DIYの裏方

 午後から某出版社の方が取材で自宅までやってきた。ある方の紹介だが、お話しするのは今日が初めてだった。
 この取材対象が、弾き語りでもデザインでも物書きでもなく、何とDIYである。その「ある方」が一度我が家にいらした折、内外のDIYを目撃していて、紹介してくれたのだ。
 最近の傾向だが、この種の依頼はネット経由が大半。今回のきっかけは口コミだったが、事前に私のHPやブログで入念に情報を仕入れていてくれた。


 タウン誌のDIY特集の候補ということで、いらした時点では実際に掲載するかどうかは決まっていない。しかし、あれこれ話すうち、自然に掲載の話がまとまった。
 家の本体は別にし、内外の家具や付帯設備の大半がDIYといっても過言ではないし、DIYコンテストでの入賞実績も過去にあり、掲載に関する障害はないと思う。

 数多くの作品群を全て見ていただいたが、話の流れで飛び出した「DIYネタ帳」「DIY端材箱」「DIY工具箱」の存在が担当の方の興味を引いたようだ。
「DIYネタ帳」は10数年前から記録しているDIYのアイデアノートで、作品の概略スケッチや見積り、作り終えた年月日などが記録してある。作家の創作ノートにかなり近い。1冊をすでに使い果たして、いまは2冊目に突入だ。

「DIY端材箱」はDIYで発生した主に木材の端材をストックしておく段ボール箱。不要になって分解した作品の木片も、多くは捨てずにとってある。
「DIY工具箱」は3層形式のDIY工具箱。最上段にビスやスケール、各種パーツが整理されて整然と並んでいる。2段目には各種工具と接着剤、コーキング剤関連。そして最下段にはペンキ類全般とまとめ買いしたビス類、自転車関連工具などが入っている。
 大工が弟子入りしてまず最初に自分の道具箱を作らされたものだと、生前の父に聞いたことがあるが、DIYにも似た側面があるかもしれない。

 紹介した3つのグッズはあくまで裏方で、完成した作品とは異なる地味な存在。しかし、どれも私のDIYになくてはならないもの。今回これらが主役と共に取り上げていただけそうで、ちょっとうれしい。