2012年10月24日水曜日

珍しくスーツで外出

 明け方まで振り続いていた雨がピタリやみ、昼前にはカラリと晴れ上がった。午後から都心に出かける用事があり、しかも懇親会を伴うので車では行けない。ストリートライブ時と同様に晴れることを念じていたが、どうやら通じた。
 数年に一度しか着ないスーツを珍しく着て、最寄りのJR駅まで歩く。いつもは地下鉄に2度乗り換えてから行くカエルヤ珈琲店に、初めて近くのJR駅で降りて歩いてみた。

 風が冷たく、コートなしでは少し寒い。建物の立て込んだ脇道を選んで歩くと、かなり風は凌げる。15分ほどで到着。この程度なら、わざわざ乗り換えるよりも面倒がなくてよい。


「菊地さんのスーツ姿、初めて見ました」と驚かれつつ、店内で始まったばかりの「第4回カエル自慢コンテスト」を見物。4年連続でエントリーしたが、今年は数が少し減った。それでも52蛙あって、かなりの強者ぞろい。
 来店者は写真を見て1票を投ずるシステムだが、「自分のカエルに投票してもよろしい」と店主がケシかけるので、初めて自分に投票した。「参加することに意義あり」といった感じなので、別に入賞はどうでもよろしい。
 その後、店主のお姉さんが開いている作品展を札幌市資料館まで観にゆく。カエルヤからは徒歩10分ほど。重厚な石造りがいい雰囲気を作っている。記憶が曖昧だが、もしかしたら中に入るのはこれが初めてかもしれない。

 館内にはこじんまりしたギャラリーが9室あり、いろいろな作品展が開かれている。最も小さい部屋は20畳ほどで、賃貸料が1日2,100円という安さだ。最大の部屋は66畳大で、54席の椅子が設置可能。ここではライブもやれるらしい。
 調べてないが、小さな部屋を借りて自分の手作り作品を展示しつつ、短い時間でアンプラグドな弾き語りコンサートをやることも可能ではないか。検討する価値は充分にありそうだ。


 札幌市資料館から徒歩5分の距離にあるニトリ文化ホールに向かう。本日の主たる目的が、館内にあるホテルで開催される街灯関連の表彰式だった。

 引っ越してきてから13年の間、何かしらの町内会ボランティアに関わってきたが、最も長く務めたのが街灯関連部長。そのご褒美のような形で、市の街路灯組合が表彰してくれるという。
 表彰だとか懇親会だとかは元来苦手だが、参加費用は町内会が負担してくれるというので、ありがたく出席することにした。
 市が関与しているせいか、進行は極めて正確。16時ちょうどに表彰式が始まり、懇親会開始も16時半ちょうど。17時ちょうどにプロ演歌歌手の余興があり、早めの25分で終わったと思ったら、ちゃんとアンコール5分を見込んであった。

 終了は予定より5分早い17時55分。終わりが早めなのは歓迎である。料理は美味しく、時間は正確で、内容は濃密かつコンパクト。出かける前は少し気が重かったが、予想外に楽しめた。催事、イベント、会合はかくあるべし。