2012年10月13日土曜日

CD全部売れた!

 第3期としては最初のチカチカパフォーマンスを実施。今回はいつもの手慣れたパターンをあえて外し、過去一度もやったことがない土曜日を選択した。しかも2枠を連続でエントリー。
 平日は1枠3時間、週末や祝日は1枠3.5時間が割当てられ、通常は前後半続けて2枠が実施されるが、これまで2枠を連続でやったことは一度もない。こんな冒険を試みたのは、この日初めてオリジナルCDをチカホのストリートで売ってみることにしたから。時間は長めにし、人のなるべく多そうな時間帯にターゲットを絞ってみようと考えた。

 前日までに各枠とも制限いっぱいの3組がエントリー。12時に会場の北4条広場に入ると、展示系パフォーマーの似顔絵ますみさんだけが準備中で、他に姿はない。拍子抜けした気分で、ひとまず真ん中のスペースにステージを設営した。
 いざ歌おうとしたら、フリーバスケ&フットボールのEZO STREETさん3人組が現れる。準備の関係で、すでにスタンバイの終えた私がトップで歌うことに。


 この日の第1~2ステージは9月末のHANA CAFEでやった構成でやろうと思った。屋外と地下とでは違った反応があるかもしれず、それを確かめたかった。
 12時25分から第1ステージ開始。30分弱で以下の10曲を歌った。

「東京ドドンパ娘」「星影の小径」「月がとっても青いから」「君恋し(初披露)」「黄昏のビギン」「ここに幸あり」「ブンガワン・ソロ」「星の流れに」「東京ラプソディ」「りんごの木の下で」
 土曜日とはいえ、昼休みまっただ中の時間帯である。人通りは少なく、反応も弱い。屋外でやったHANA CAFEとあまり変わらぬ手応えのなさである。1960年以前の懐メロに絞った選曲だが、地上でも地下でもこのジャンルに限定してストリートで歌うのは難しいと実感。

 マイクスタンドには「10曲入オリジナルCD頒布中~500円」の看板を掲げ、別のスタンドにはサンプルも展示した。しかし、誰一人関心を示さない。淡々と歌い継いだが、中盤過ぎから少しずつ立ち止まる人が増え、「東京ラプソディ」でようやく10人を超える。地上でもそうだったが、この曲だけは例外なく受けそうだ。
 これに勇気を得て、「聞き足りない方はオリジナルCDでぜひどうぞ」と、すかさず案内するが、興味を示す人はなかった。


 オリジナルCDに対する反応はある程度予想していたので、こんなものかとただちに撤収。その後、EZO STREETさんとジャグリングのはなえださんのパフォーマンスを昼食のオニギリをかじりつつ、床に座って見届ける。
 そうこうするうち、再び私の出番。14時くらいから第2ステージを始め、およそ20分強で7曲を歌った。曲数を急きょ減らしたのは、前半枠しか予約していないEZO STREETさんへの配慮で、互いの時間を少し減らし、もう1ステージやってもらおうと相談した。
 結果として後半枠の開始を少し遅らせてしまったが、そこは後半トップのLOVERSSOULさんに事情を説明して了解をいただいた。同じパフォーマー同士、譲り合い精神は大切だろう。
「草原の輝き」「ブルーライト・ヨコハマ」「バス・ストップ」「ジョニィへの伝言」「時の過ぎゆくままに」「愛人(初披露)」「どうにもとまらない」

 第2ステージ以降は他のパフォーマーの準備や撤収に干渉しないよう、誰も選択しない一番隅の消火栓横のスペースに陣取った。通りに対してやや斜に構える位置で、これまで一度もこの位置では歌っていない。しかし、広場と通りの両方が均等に見渡せ、場所としては決して悪くない。時間も制限ぎりぎりまで使える利点がある。
 歌い始めたとたん、若い女性2人が目の前に立ち、熱心に聴いてくれる。曲紹介にも反応がよく、思わず話しかけながら進めていたら、一人が突然「ずっとあなたのHPやブログを読んでいました」と、思いがけないことを言う。単なる偶然だが、10数年前の家作り日誌から知っていると言うので、間違いなかった。

 この女性2人組が呼び水のようになり、聴き手がじわじわ増え始めた。途中、一人の中年女性が「CD売ってください」と曲間に言う。これまた信じ難い言葉だったが、この機を逃してはならぬと弾いていたギターをいったん床に置き、壁際のカバンにCDとお釣りの500円を取りに戻った。
(販売用CDと釣り銭は足元に並べておくべき)
 以降、「最後まで聴きたいけど、用事があるから」という方など、バタバタとCDが売れ始める。あっという間に4枚が売れた。最後まで残っていた女性2人組も買ってくださった。
「若い方なのに、すみませんね」と声をかけたら、若くないです、こっちは娘です、と言われた。若い友人同士と思っていたが母娘とのことで、とんだ勘違いである。しかし、ともかくも売れた。バンザイだ。


 やがて14時半が過ぎ、後半枠の時間帯となる。EZO STREETさんが帰り、ギター弾き語りのLOVERSSOULさんが現れる。
 この時点ですでに2ステージをこなしたが、この日は長丁場に備え、自宅でのリハを控えめにした。昼食やバナナ、水も充分に用意した。3人交代なので休養も充分、喉にはまだ余裕があった。
 15時50分から第3ステージ開始。30分弱で10曲を歌った。

「恋心」「Let it be(org訳詞)」「バラが咲いた」「庭の千草」「風来坊」「夢一夜」「ウナセラディ東京」「時の流れに身をまかせ」「抱きしめて(オリジナル)」「熱き心に」

 実はラストステージはかねてから構想にあった「多ジャンル混在型」の構成で臨んだ。第3期チカチカ・オーデションでミニ版を試したが、本格的なものはこれが初。
 最初の2曲までは順調で、聴き手はすぐに10人を越えた。特に「Let it be」は強かった。ビートルズの名曲は、もはやクラシック的位置づけと評価してよいのではないか。
 ところが続く唱歌系2曲で人が引き始め、「庭の千草」ではわずか一人になってしまった。続くフォーク系と昭和歌謡系では盛り返して20人を突破したので、唱歌系の弱さが際立っている。ストリートでの唱歌系は考え直すべき時期かもしれない。
 1週間前に完成したばかりの平成歌謡風オリジナル「抱きしめて」はこの日が初披露。「もしもテレサが生きていたなら、きっとこんな曲を歌っていたでしょう」と前置きし、テレサの歌の直後に歌ったが、反応は非常によく、人が増えることはあっても減ることはなかった。
 CDは5枚しかなかったので、この時点で残りはサンプル1枚のみ。途中MCでの案内は一切しなかったが、「抱きしめて」を歌った直後、「このCDは売り物ですか?」と尋ねる男性が現れ、とうとうサンプルまで売れてしまった。まさかの完売である。

 終了後も「私もCDが欲しかった。次はいつやりますか?」と尋ねる女性がいたので、多めに持参してマメに告知をしていれば、もっと売れたことは間違いない。
「初めての土曜」「初めての2枠連続3ステージ」「初めてのCD頒布」「初の多ジャンル混在型」など初めてづくしだったが、予想を超える成果をあげることができた。
 これまで「オリジナルはストリートではご法度」などと勝手に自分で決めつけていたが、楽曲次第では充分に勝負でき、しかもCDまで買ってくれることが分かった。この実績をふまえ、今後の活動の方向性を決めたい。