2012年7月28日土曜日

同窓会で歌う

 3日続けて33度近い酷暑。内地に比べるとまだまだ可愛い数値だが、ここは北海道である。身体が慣れていないので、かなり堪える。
 2階の室温も30度を突破。全ての窓を開放したが、無風なので簡単には下がらない。今日こそ家の中でじっとしていようと思っていたが、あいにく16時から小学校同窓会の打合せがあり、暑い盛りの15時半に家をでた。
 50年ぶりの同窓会に珍しく出席したのが2年前のこと。同窓会には縁がなく、ほとんど出た記憶がない。前回も私を覚えている人はごくわずかで、クラスで存在感の薄かった人間は同窓会に出るものではないな…、と思っていた。
 今回の案内もすぐには返信せず、しばし放置してあったが、幹事代表の方から突然メールがあり、私に幹事になってくれという。不思議なことに5組ある中で、なぜか我がクラスだけが幹事不在。前回の同窓会終了後、担任の先生と交流が復活し、私のライブにおいでいただいたり、先生が出展された道展の絵を妻と観にいったりしていた。

 その先生が私にぜひ幹事を、と指名されたとか。本来、幹事はクラス代表が務めるものだが、所在が不明だったり、住まいが東京だったりして、幹事担当が困難な状況。地味な転校生だった私などが務める役目ではないと認識しつつも、断りにくい状況である。「やれる範囲で」という条件つきで引き受けることに。


 車で30分ほどの距離にあるホテルが会場で、幹事会もそこでやる。前回ですでに皆顔見知りで、今日はクラス毎のリスト交換やら、各自の役割分担、式のおおまかな進行を決めたりした。
 末席幹事なので、仕事はリストを元に自分のクラスの出欠最終確認程度かと思いきや、2度目なので近況報告だけでは間が持たない。余興をやってくれないか、との話になる。どうやら咲春のライブにおいでいただいた担任の先生の推挙があったらしく、これまた断りにくい状況である。

 同窓会余興の出演は過去に経験がないが、場が緩み始めた時期に15~20分程度間を持たせる、という方向で引き受けることにした。夏祭り系ライブを基本にした構成であれば、何とかやれると思う。
 具体的な選曲や機材の準備はこれからだが、同窓会余興は社員旅行の余興に似ていて、あくまで懇親の添え物という位置づけであろう。そこをわきまえて臨みたい。
 帰路、近くの幹線道路交差点近くの畑に以前から立っている「着せ替え案山子」の写真をようやく写す。畑はかなり大きく、プロの耕作と思われるが、だいたい月毎に衣装が変わる。
 今日は夏にふさわしく、女物の浴衣姿に変身していた。どうやら女性の案山子であるらしい。これから秋にむけ、どんなスタイルに変貌するのか注目して見守りたい。