自由業の身にとって、平日のライブはやはり綱渡りである。
初めての場、初めて実戦で使う新しいPAという難しい条件が重なり、ライブそのものも、かなりの綱渡りだった。しかし、2週間前の地域センターライブに続いて、今日も聴き手に泣かれた。
ラストに歌った秋の童謡メドレーでの出来事だったが、今年になって聴き手に泣かれる事態が頻発している。私にとって、聴き手の涙に勝る評価はない。これが今後とも私が目指すべき道だろう。
帰宅後、実戦で試して気づいた部分を確認するべく、PAを使って30分ほど歌う。手持ちのエフェクター経由でも初めて歌ってみたが、ミキサー経由とあまり印象は変わらない。操作スイッチの数が多く、設定も微妙なのが問題だ。
機材が最も少なくて済むPA直結でもう一度試してみたが、操作するツマミが3カ所に減り、シンプルなその分設定が楽で、音自体も悪くない。メインボリュームに余裕がなくなるのが難点だが、狭い場所ならこれが最適ではないか?とだんだん思い始めた。次にPAを使う際に試してみたい。