2010年9月3日金曜日

ローランドCM-30の威力

 先日注文したローランドのCM-30が届いた。さっそくマイクスタンドにセットし、あれこれテスト。
ずっと使ってきたヤマハのPAよりは2キロほど重いが、形状が立方体に近いので、思ったより安定している。
(マイク&接続ケーブル付〜Amazonで23,800円)


 以下の3つの接続パターンで、それぞれ3曲前後歌い、音の感触をじっくり確かめた。

1)マイクをチャンネル1に直結、ギターシールドをチャンネル2に直結
2)マイクを小型ミキサー経由でチャンネル1に接続、ギターシールドをチャンネル2に直結
3)マイクとギターシールドの両方を小型ミキサー経由でチャンネル1に接続


 機材が最も少ないのは1)だが、マイク専用のチャンネル1を使っても、ボリュームを最大に上げないとバランスがとれない。メインボリュームも70%ほどに上げる必要があり、余裕がない。しかし、ひとまず使える。
 音が安定しているのは2)3)の方式で、いずれもメインボリュームは30%ほどで済む。この場合の音の迫力は抜群で、普段よりも手を抜いて発声しても、充分に音を拾ってくれるような印象だ。

 方式2)だと調節するボリューム数が増えて操作が複雑になり、本体に引っ張るケーブルも電源を含めて3本に増えてしまう。操作も見栄えもすっきりまとまる方式3)が良さそうだ。
 方式1)は小型ミキサーの電池切れなどの非常時用だろうか。

 プロ仕様の場は別にし、初めて自分で「まともな」PAを使ってみたが、PAひとつでこうも音が違うのかと、ちょっと驚いた。
 自分が上手くなったのではないか?と一瞬勘違いしそうなくらいで、ちょっと怖い。PAを使わないで歌う練習をときどき混ぜないと、発声法そのものに今後弊害が出てくるかもしれない。そんな心配をしそうなほど、音は素晴らしい。
 手持ちのリバーブの接続はまだ試していないが、未加工生音の現状で充分いけそう。
 区の社会福祉協議会という組織の代表の方から電話があり、今月中旬の敬老会で歌って欲しい、との依頼である。その方とは先週末の地区センターでのミニミニ演芸会で初めてお会いした。
 終演後に声をかけてくれ、「さくら貝の歌」を絶賛された。たまたまライブを見にきていて、すでに出演者の決まっている会主催の敬老会の最後に、参加者全員で歌う歌のリード役をやってはいただけないか、と打診された。場所は同じ地区センターの体育室。

 実は札幌市の社会福祉協議会には名前だけだが、登録してある。ボランティア保険登録時に担当の方に勧められたものだが、そんな経緯からして断りにくい。今月はすでに3本のライブ予約があるが、歌は多くて3〜4曲ということなので、ありがたくお受けした。
 先方の希望する曲は2つすでに決まっていて、壇上で私がリードしながらそれをマイク前で歌う。全員参加のシングアウトのまとめ役のようなもので、やや苦手な仕事だが、何とかやれるだろう。

 それにしても、公共の場ではいろいろな人が聴いているものだと感心した。活動の輪がじわじわ広がってゆく予感がする。