2010年9月27日月曜日

窓の木製スリット

 壊れたまま、8年間放ったらかしにしてあったブラインドを昨日直したばかりだが、今日はその勢いで、2階南西吹抜け上にある窓外に木製のスリットを設置した。
 実はこちらも10年来の持ち越し課題で、家の機能そのものには支障ないが、単なる美観上の問題である。

 2階妻側中央には、北東と南西の同じ位置に縦長の窓を設けてある。上端の高さはどちらも同じだが、南西だけが下に30センチ長い。つまり、下端が30センチ低いことになる。
 南西側からの日射量を配慮したためだが、実際に出来上がってみると、どう見ても北東側の外観が美しい。三角屋根の勾配と窓の配置とのバランスが良く、リズム感があるからで、初めて自分で設計した家の悲しさ、出来上がってからそのことに気づいた。
 表通りから見えるのは北東側だけなので、これまで南西側の見栄えは胸にはあったが、そのまま放置してきた。


 日照に関しては思った程の影響はなく、いっそ窓を切り詰めてしまおうかとまで考えたが、かなりの交換補修費がかかり、二の足を踏んだ。
 妥協策として考えたのが、南西側窓下端に高さ30センチの木製スリットを設置する案。外部に使った他の木部とのデザイン的バランスも良く、スリットにすることで、圧迫感からも逃れられる。何より、単なるDIYで改修可能なことが、決定の最大理由だった。
 材料は先日買ってあったので、今日はスケッチに従い、加工と塗装、組立て設置までを一気にやった。1×4材を電動ノコで縦に割き、費用を節約。塗装費まで含めた材料費は、350円ほどで済んだ。
(本体は窓枠に小さな穴を開け、ステンレスタッピングで固定)

 出来上がってみると、秋空に木製横スリットが映えている。大半が縦のイメージでそろえた外観デザインに、ちょっとだけ横を加えたところがミソ。間延びした印象もほぼ消えた。昨年から続けている「10年目の改変シリーズ」の一環だが、もう少し続きがあるかも?