毎年この時期に日射を最大限に取り入れるべく、2階のブラインドを全開にするが、仕事部屋の机前にあるブラインドが、8年くらい前からずっと壊れたままだ。ブラインド本体の角度を変えたり、上げ下げしたりする心臓部の操作部品で、その都度椅子に上がって破損部を指で押さえながら操作していたが、非常に不便である。
ブラインドを外してブラシで水洗いした際、欠けてしまったもので、接着剤で止めたり、テープで巻いたりしたが、強い力のかかる場所なので、すぐにまた壊れる。
ブラインドでは一流のT社製だが、そもそもこんな大事な部品をプラスチックで作ること自体に問題があるのではないか?単なる掃除で簡単に壊れてしまったことをクレームとして連絡しようかと思いつつ、8年が過ぎた。
今日になってもう一度破損箇所をじっくり眺めるうち、適当な補助金具を作れば補修できそうな気がした。例によって工具箱をひっくり返し、使えそうなパーツを物色。額縁を吊るす金具と、薄い蝶番を候補としてピックアップし、実際に破損箇所にあててチェック。
額縁吊金具を加工すれば何とか作れそうな感じなので、各種道具でそれらしい形状に加工。仮固定してみると、うまく動く。大元の部品にドリルで穴を開け、慎重にビスで止めた。
(写真右は加工に使った額縁吊金具の同じタイプ)
(写真右は加工に使った額縁吊金具の同じタイプ)
今回の補修は、欠けた部品の一部をギブスのように補う手法で、DIY難易度はかなり高く、5段階中の4あたり。全体的に工程がデリケートなのだ。
8年ぶりに普通に立って操作してみたが、サクサク動く。一時は買い換えも検討したが、あきらめなくてよかった。