途中の砂川と比布で休憩を取りつつ、層雲峡に着いたのがほぼ予定通りの11時。妻も私も40数年ぶりの銀河の滝、流星の滝だが、水の流れは変わってなくとも、周囲の木々がうっそうと生茂り、月日の流れを感じさせた。
その後順調に車を走らせたが、美幌峠の直前で予期せぬ霧の塊が前方から押寄せ、視界が20mくらいまでになった。頂上の大展望は全く見えず、命からがら湖畔まで降りる。事故にあわなくてよかった。
15時半には宿泊予定の屈斜路湖畔に着いたが、あまりに早すぎてまだチェックイン前。そこでダメモトで、今回の大きな目的だった摩周湖まで足を伸ばした。
麓の視界は良好だったが、山道を登るにつれて美幌峠同様に深い霧がたちこめる。展望台はまるで霧の海のようで、46年前に見た快晴の摩周湖が嘘のように思えた。
41年前に来てやはり深い霧に阻まれている妻は、すっかりあきらめ顔。どうやら「霧子さん」は妻だったようで、明日の再トライにかけることにした。
峠を一回りして降りてきたら、うまい具合に129円/LのGSがある。出掛けにゼロクリアしたメーターを見るとおよそ430キロで、昨夜は3時間ほどしか寝てないが、事故も起こさず走り抜いた。
満タンにした量20Lから逆算すると、燃費は21.5Km/Lとなり、過去最高値を更新。半分は高速道路を走ったので、当然か。
そこからさらに10キロほど戻って、ようやく今日の宿泊先に到着。時計は16時50分で、延べ9時間近くもの長いドライブだった。走行距離と走行時間とも、これまた過去の記録を更新。まだまだやれるもんだと自分を見直した。
宿泊先はいわゆるユースホステルだが、写真のように中央に15mを超える吹抜けがある豪快なログハウス風の造り。ウッディな内装も私の好みだ。
ユースホステルといってもいまはごく普通のホテルと大差なく、普通のツインの部屋に、普通の設備がある。夜のミーティングもない。食事も普通の懐石料理で、充分過ぎるほどの量をおいしく食べた。
アルコールもOKで、ビール、ワイン、日本酒など、なんでも飲める。いつもの晩酌の量を飲んだが、さすがに疲れているせいか、かなり酔った。
このホステルには無線LANが設置されていて、宿泊者はパスワードを教えてもらって、自由に部屋でインターネットができる。このブログも持参した無線LAN内蔵のノートパソコンで書いている。
明日は全く別のルートを通って帰る予定だが、またまた400キロを越えるドライブになる。よく寝ておこう。