2010年8月13日金曜日

篠路風味新顔

 昨年実家の庭で草刈をしていた際、自生しているミントを発見した。1株だけ持ち帰り、自宅南側の軒下に移植しておいたら、今年の春にかなりの数の芽を出した。ミントの種類は不明だが、その葉の形状や香りから、レッキとしたハーブであることは間違いない。
 いずれミントティーにでも…、と思いつつ、忙しさに追われて時が過ぎ去った。放ったらかしにされたミントは、虫たちの格好の餌食となったが、それにもめげず、次々と新しい芽を出し続ける。


 そのけなげとも思える姿に打たれたわけでもないが、陽射しの強い今日、虫の害の少ない葉を10枚ほど選んで摘み取り、初めてハーブティーとして入れてみた。
 ミントティーは、採りたてでも乾燥させたあとでも、どちらでも構わない。今回は500ccの熱湯でおよそ5分ほど蒸した。

 一口飲んでみると、独特の香りと爽快感が口の中に広がる。今日は午後の珈琲は飲まなかったが、充分に珈琲の代用となる味だ。余った分は空き瓶に移し、今度は冷やして飲んでみることにした。


 調べてみると、ミントティーには消化促進、安眠などの効用があるらしい。常飲しているカモミールの効用とほぼ同じだが、今年はカモミールが全くの不作なので、秋以降に備え、虫に食われる前に採取してドライミントとして蓄えたい。

「フキノトウ味噌」「フキの佃煮」「ヨモギパンケーキ」「ラズベリー酒」「カモミールティー」「シソジュース」「ニワトコシロップ」に続く「篠路風味」の新顔が、またひとつ登場した。