父からは生前、「我が家の家紋は"五三の桐"だ」と聞いていたが、2年前の夏に本家の墓参りに行った際、家紋の周囲にマルがついているのが気になった。
戻って調べてみると、"五三の桐"には2種類あって、通常のタイプのほか、"丸に五三の桐"というのがあり、両者は微妙に異なるという。分家の筋だと周囲にマルがつくらしく、我が家はまさにこれ。
現状の家紋を5ミリほど削り、改めて掘り直すという。費用は26,000円ほどで、両方合わせても3万円でおつりがくる。想定内の金額で、昨日の「消えた供え菓子」のこともあり、この際きちんと作り直すことにした。
その後、仕事の電話は鳴らないので、「第2回カエル自慢コンテスト」にエントリーするべく、完成したカエルオブジェ、名づけて「BSケロすけ」を一反風呂敷にくるみ、車に積んで都心へと出かけた。
カエルヤ珈琲店は道立近代美術館の真ん前にあり、美術館巡りの客が多い。ところが、いまはちょうど展覧会の端境期で、何もイベントがない。そのため、店は閑散としていて、客は私一人だった。
他の客がいないのをいいことに、持ち込んだカエルオブジェを前に、話が盛り上がる。店主のU子さんいわく、
「これほど巨大なカエルグッズは、カエルヤ7年の歴史上、初めてです!」
そうでしょう、そうでしょうとも。
完成するまでのイメージスケッチ作成から、パーツ集めの苦労まで、あれこれ話すうちに、たちまち時間が過ぎ去った。
U子さんが店内で飼っている本物のアマガエル、「枝豆」としばし遊んだあと、先日のカエルヤ・ライブのことや、私の音楽活動のことなど、話はつきない。
(写真は広口ガラス瓶の中の「枝豆」。下に土が敷いてあり、本物の観葉植物が植えてあって、居心地が良さそうだ。冬場はこの土にもぐって冬眠したという)
カエルヤ・ライブでお会いしたU子さんのご主人が、かなりのフォークマニアで、自らもオリジナル曲をギターで弾き語るという。思いがけない共通点で、いずれは互いのライブに「乱入」することを約束した。
まずは無事にエントリー終了である。結果は客の投票により、来月発表とか。ケロケロ。