2010年6月5日土曜日

パラボラガエル?

 天気がよいので、仕事よりも先にカエルオブジェ作りを優先する。今日は非常に大事な工程である目玉と口のパーツの位置決めをした。
 黒目の部分は料理用のお玉の先端部を使い、白目は白い植木鉢の皿を使う。お玉の端部と植木鉢皿の中心をピッタリ合わせ、顔となるBSアンテナにガムテープで仮止め。妻の意見も聞きつつ、遠くから眺めて微調整する。

 三角定規とスケールで厳密に中心軸を出し、マーキングした場所にドリルで穴開け。黒目と白目を貫通させて長めのビスで固定した。
 ビスは本来は「タッピング」と呼ばれる金属専用のものが最適だが、あいにく持ち合わせがなく、木用ビスで代用した。止めが甘い場合は2カ所で固定する気でいたが、1本で充分足りた。


 次に口となるお玉の柄の加工をする。目玉もそうだが、ビス止めしたあとも黒目と口の部分は自在に動くようにし、怒ったり笑ったり困ったり、表情を時に応じて変えられるようにするつもりだった。
 単に飾るだけでなく、「さわって遊べる」という、欲張りな発想なのだ。

 目玉の動きはビスが1本なので簡単だが、口の動きはパーツが2本あるので、難しい。写真のように柄の両端だけをそれぞれビス止めし、中心側は固定せずに黒い針金をリング状にし、遊びを作って片方を差し込むだけにした。
 これにより、口の中央部だけが上下に自由に動く。かなり手間取ったが、構想通りに完成した。
 塗装はまだだが、試しにウッドデッキに置いてみると、まるでずっと前からそこにあったようにぴったり収まっている。
「塗装なしで、そのままでもいいんじゃない?」とは妻の意見。確かに、薄いグレーの色も上品で悪くはない。しかし、せっかく緑のペンキを買ったので、最初はまず定番の緑色に塗り、飽きたら別の色に塗りカエル、という案はどうだろう?

 このカエルオブジェ、まだ正式な名前はなく、「パラボラガエル」「BSガエル」が現段階の候補。エントリー時までには決めなくてはならないが、悩むな。