次に、昨日周辺空地の草刈りのついでに採取してあったフキの煮物を作る。今年2度目だが、煮汁に使った砂糖の量がやや多すぎた感じだ。煮物もときどき練習しないと、たちまち勘が鈍る。
最後に、これまた周辺空地に咲き誇っているニワトコのシロップを仕込んだ。ニワトコはエルダーとも呼ばれ、北欧では花はもちろん、葉や実まで広く食材に使われている。
理由ははっきりしないが、町内の空地には、このニワトコの木が多数みられる。どんどん増える感じがするので、おそらく実を食べた鳥のフンで、自然に増えているのだろう。
我が家の居間からも、西側空地に多数のニワトコの木が見える。あまりに増えるので、町内ではほとんど厄介者扱いだが、この木に薬効があることを知ったのは、つい最近のことだ。
特に花のシロップ漬は、ヨーロッパでは市販までされているとか。採り放題の恵まれた環境にあるいまのうち、ぜひとも自分で作ろうと思った。
花はすぐに実になってしまうので、咲いてから1週間以内が勝負。一番近くにある木から15房の花を採取したが、一部がすでに緑色の実になりかけていた。
ネット上にニワトコシロップのレシピは多数あるが、およそ以下のようなもの。
・ニワトコの花:10~15房(実になる前の白いもの)
・レモン1個 ・砂糖400g ・水500ml
1)ニワトコの花をしばらく水に漬け、花についている虫を追い出す。
2)輪切りにしたレモンと交互にボウルなどに重ねる。
3)砂糖を水に入れて軽く煮立て、上からかける。
4)皿などで重しをして3日間おく。
5)布などでこし、消毒したビンに詰める。
6)花とレモンは絞らず、そのまま捨てる。
冷蔵庫で3ヶ月ほど保存可能。水や炭酸で割って飲む。発汗作用や解熱作用、利尿作用など効用があるらしい。
まだ仕込んだばかりだが、去年作ったシソジュースによく似ているので、炭酸と焼酎で割ったサワードリンクとしても飲めるはず。夏の飲み物にいいかも。