2010年6月21日月曜日

妻のライブサポート

 取り立てて仕事もなく、先週末に自宅ライブを無事に終えたこともあり、昨日から今日にかけ、ほとんど何もしないでボンヤリと時を過ごした。
 今日は傷んでいるウッドデッキの下処理でもしようかと思ったが、あいにくの激しい雨。作ったばかりの郵便ポストの絶好の風雨テストになり、幸いに内部への雨水侵入は全くない。現段階では合格である。

 勤めから戻った妻が、あまりに雨がひどいので、通勤用の自転車を勤務先に置いてきたという。夕方、雨が上がったところを見計らい、散歩がてら自転車をとりに行った。
 途中、先日の道ばたとは別の場所に、エゾノヨロイグサの白い花が、ぽつねんと咲いている。思わず持参のデジカメで数枚撮影。真下からと真上から、前回とは全然違うイメージで撮れた。この花、何となく歌になりそうな佇まいをしているのだが…。


 先週末の自宅ライブ後の茶話会で、ちょっと面白い話題になった。「妻のライブサポート」といった主旨だが、要は「弾き語り道楽」にふける亭主を、妻がどこまでサポートするか?といった話だ。
 音楽仲間は大半が既婚男性で、妻が夫のライブ活動に全く無関心だったり、カンペキにサポートしたり、暇があるときだけつき合ったりと、その形態もさまざま。突き詰めれば夫婦の問題であり、第三者が介入すべきものではない。

 我が妻の場合、活動を本格再開した6年前は、かなり深くつき合ってくれた。自宅ライブも含め当初の2年程は、ほぼすべてのライブに「引率」してくれたように思う。
 最近では私自身がライブ活動にすっかり慣れ、持参する備品も一人で搬入移動が可能なよう調整したこともあり、妻の引率度は激減した。
 つき合ってくれるのは、遠方のカフェライブか自宅ライブくらい。妻の勤めに影響する介護施設系ライブや、夜のライブに妻はまずついてこない。写真が必要なときは手近な方に頼んで写してもらう。私もじょじょに「自立」しつつあるらしい。
 先週末に自宅で歌っていただいた美唄の谷さんの奥様は、非常にサポートが徹底していて、備品の搬入やライブ写真の撮影はもちろん、遠方ライブの移動ナビゲーションから、時にはタイムキーパーや運転手代行までやっておられるようだ。
 唯一やってないのが、ライブそのもののサポート。たとえば何らかの楽器を演奏したり、サイドボーカルとしてハモったり等々。陰で支える役割はいとわないが、目立つのはイヤ、ということらしい。奥ゆかしいのである。

 実は私も以前に似たような役割を妻に打診したことがある。ハモニカやボーカルが無理なら、せめてタンバリンかカスタネットでも…と。しかし、アッサリ却下。理由は同じで、「目立つことはアナタがやりなさい」。
 年に数回にも及ぶワガママなる自宅ライブを気持ちよく受け入れてくれるだけで、よしとしなくてはネ。