2010年6月13日日曜日

ブブゼラにブーブーぜら

 妻が旅行で家にいず、料理や洗濯などの家事に雑事、そして仕事やW杯サッカー観戦と、あれこれと多忙な週末を過ごした。
 作り始めて3日目に入った郵便ポストは、昨夜11時までかかって、ようやく完成。新しいポストの屋根開閉テストをするため、夕方に古いポストを取り外してしまったので、翌朝の新聞を受けるために、どうしても仕上げなくてはいけない。

 今度のポストは新聞と大型郵便物を上の蓋から出し入れする仕組みだが、開閉時に蓋が壁にぶつかることが分かり、壁の受け材を丸ごと作り直す羽目になった。大きな計算違いである。
 それでもどうにか完成。デザインは一新し、屋根の色もモスグリーンに変わった。基本は前回のポストを継承したが、下にも隠し取り出し口を設けたのがミソ。


 W杯サッカーがいよいよ始まり、サッカー狂としてはテレビや新聞、そしてネットから目が離せない日々が始まった。2階の仕事部屋ではBS放送が映らず、どうしても見たい試合は、1階のBSテレビ前にノートパソコンを持ち込み、仕事をしながら観戦している。
 おかげでノートパソコンでの作業にもすっかり慣れたが、いただけないのがサッカー会場から試合中ずっと鳴り響いている、ブブゼラとやらの楽器。アフリカの伝統民族楽器らしいが、少なくとも私には、ミツバチの巣箱をひっくり返した異音にしか聞こえない。
 試合の流れで観客が一喜一憂するのは理解できるし、それがサッカーの醍醐味のひとつでもある。しかし、あの楽器の音はイケマセン。四六時中ただブーブーと鳴り響くだけで、好プレーもへったくれもない。いわゆる声援の「波」「メリハリ」というものが存在しない。
 時折アップで映る観客の様子を観察すると、ただ「鳴らすことだけ」が目的のようにも見え、成熟した応援とはとてもいえない。

 不思議なのは、地元チームでもアフリカチームでもない韓国VSギリシャ戦でも、ほとんど変わらない阿鼻叫喚が繰り広げられていたことだ。
 この分だと日本の予選3試合も、否応なしにあの騒音を聞かされそうで、ウンザリする。NHKの一部スポーツ放送で、副音声を使って解説や実況をカットし、会場の音だけ聞くシステムがあるが、今回に限っては、その逆のシステムが欲しくなる。