突然、インタホンが鳴って飛び起きた。またまたセールスかなと受話器を取ったら、「○市のTです」と言う。ライブハウスで知り合った音楽仲間のTさんで、予告なしの訪問だった。
聞けば、たまたま近くに仕事の用事で来たので、住所メモを頼りに調べたら、一発で家を見つけたという。地番の複雑なこの地区を、迷わずに探し当てる人は稀。日々のブログで家の外観をある程度は知っていたらしく、探しやすかったのか。
あれこれ話すうち、妻帰宅。かねてから噂話はしていたので、妻も戸惑いはしない。4人で2時間ほど盛り上がり、たまたま昨夜作ったばかりだった麦茶1Lが空になったころ、Tさん夫妻は腰を上げた。
ライブハウスで互いの歌は何度も聞いているが、いずれ機会があればセッションでも、と別れた。またひとつ輪が広がった感。この輪が今後どう変化してゆくのか、それは時の流れに任せておけばよい。ほとんどテレサテン。
昨日決まったことだが、秋にモエレ沼公園、ガラスのピラミッドで実施予定だったイベントライブは、諸事情で規模を縮小し、夜の部のみのファミリーコンサートとして変更実施する運びとなった。
実は今年の10月上旬に、私たち夫婦はそろって還暦を迎える。その祝賀ライブを、自らのプロデュースでやろうというのだ。つまりは、「モエレ沼還暦フォークコンサート」というわけで、息子もそのために、遠方から休暇をとって駆けつけてくれる。
ライブはリハなしの正味2時間弱に短縮されるが、出演は私と息子のファミリーが基本なので、リハなど不要。曲数は逆に増える。
聴き手はかなり減るだろう。しかし、聴く気のない100人の聴衆より、本気で聴いてくれる聴き手が一人いれば、歌い手としては充分満足なのである。
施設使用届の変更と、支払った料金の清算手続きに行こうと車のエンジンをかけたら、なぜかウンともスンとも言わない。助手席のドアが半ドア状態で、そのせいかと閉めても同じ。カーラジオもかからず、どうやらバッテリーが完全に上がってしまっている。
あわてて業者に電話し、状況を説明したら、
「半ドアにして一晩置いたら、室内灯がついたままになって、バッテリーは上がりますよ」ときた。さあ、困った。
一昨日からこの種の災難続きで、全くの天中殺状態。嘆いても騒いでも仕方なく、業者に対策を尋ねたら、まずは別の車とバッテリー同士をケーブルでつないでエンジンをスタートさせ、その後3時間エンジンを切らずにおくと元に戻る、というもの。
幸い、30年前に買ってあったブースターケーブルは健在。あとは正常に動く車の調達で、近所に住む友人のNAOさんにレスキュー電話を入れたら、すぐに来てくれた。
過去にもこの種の作業はやったことがあり、トラブルは難なく解決。持つべきものは友である。助かった。
これまで、ブースターケーブルは単純に赤と赤、黒と黒のバッテリー端子を相互につないでやっていたが、バッテリーの上がった車側の黒端子(マイナス端子)は、バッテリー直結でなく、車体内部の別金属などにつなぐのが安全であることを後で知った。
こんなトラブルにそう何度も見舞われたくはないが、いい勉強をした。頭に入れておこう。