2009年6月23日火曜日

困ったらストローク

 昨日に引き続き、長崎のいちろうさんのオリジナル「いつか見た青い空」を延々練習。昨夜半にふと思いつき、ギター伴奏をストロークにがらりと変えてみた。すると、ハマル。
 原曲では全編を通してしっとりとしたアルペジオでまとめていて、その強い存在感にまともに迫っても、到底太刀打ちできないのは明白。

「困ったときはストローク」というのが最近の定番で、1月にやった企画ライブ「かぐやな宵」でも、「なごり雪」を常識をくつがえしてストローク奏法で歌い、それがエラく好評だった。
 ストロークは初心者むきのごく簡単な奏法だが、実は奥が深い。歌詞やメロディに沿って、微妙に調子を変化させるのだ。場面に応じ、カットを止めて意識的に無音状態を作るのも、私の常套手段。
 ライブのレベルが上がるほど、誰もあまりやろうとしないので、意外に自分の持ち味を出せたりする。なかなかオイシイのである。


「いつか見た青い空」は、実はかなり重い内容の曲である。重い曲をあえて軽いストロークで何気なく歌う。これも過去に何度か試みていて、直近では昨年秋の自宅コンサートで、「涙そうそう」をこれでやった。
 やってみると、曲のイメージがかなり変わる。これは自分のスタイルだな…、そう感じる。難しい曲だが、この方向で歌い込めば、何とかモノになるかもしれない。
 今日はそのほか、好きな及川恒平さんの「いのちかえす日」という歌も練習。7年前の曲だが、最近再結成された「六文銭'09」の新アルバムにも収録されている。
 この曲、実は「いつか見た青い空」に通じるテーマなのだ。「音の庭*歌の森」の前半のテーマは「16歳の夏」とかなり前から決めてあるが、後半のテーマは必然的に「命」となる。「萌える命と閉じる命」という対比もいい。こうして、スルスルとライブ構成が決まってゆく。

 7月はこのほか、以前に書いた「インスタレーション音楽」に沿った青空ライブも、可能であればやりたい。場所はすでに決めてあって、「晴れた暑い夏の、週末の午後」が必須条件。仕事が暇で、この条件に叶う日が果たしてあるのか?が最大の問題。
 構成のイメージはすでに頭にある。タイトルも決まっているが、発表はめでたくやり遂げたあとになりそう。このブログで何もふれなかった場合は、アエナク中止ということです。