車庫のケラバ、つまりは屋根の妻側端部から落ちる水が梁を濡らすことに先日気づいた。気温と湿度の関係で夜間に屋根面が結露することがあり、その水がわずかに滴り落ちてくる。
大半は雨樋から地面へ流れ落ちるが、雨樋から外れているケラバ部分の行き場がない。長期に渡って梁を濡らすと梁の腐食につながって好ましくない。改善すべきだった。
水の流れを観察すると、ケラバが梁にぴったりついているのが原因と思われ、水下端部に5ミリ厚のハードボードを挟んで梁から離し、水切れをよくした。効果を期待したい。
(その後、雨水は梁を濡らすことなく落下することを確認)
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完成直後の車庫ケラバ部
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脚立に載って作業中、梁や方杖を固定しているボルトがふと気になった。昨年建替えて以来、一度も締め直しをしていない。
ほとんどの場合、新しい木材は経年による乾燥でじょじょに縮む。「木痩せ」と呼ばれる現象で、ボルトで締め付ける工法の場合、締め直しをしてやらないと強度が落ちる。
大型スパナ2本で試してみたら、どのボルトも1〜2回転ほど回る。梁や方杖を固定するM12ボルトは合計40本あり、2日かけて全てを締め直した。
その後、雨樋を地面へと導く斜め樋を新しく作る。最近試みた車庫関連の各種雨水対策は効果的で、車庫屋根と物置屋根隙間からの雨漏りは完全に止まった。
ところが、先日の激しい雨で斜め雨樋からの雨水が溢れ、直下にある物置の壁を濡らした。C型カーテンレールの転用なので明らかに経路が細すぎる。
軒樋は余った屋根材を加工して作ったが、斜め樋に使う端材はもう残っていない。
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現状の車庫雨樋
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サイズの大きいパイプかU字型の金属部材を新たに買えばよさそうだったが、何とか手持ち材でやりたい。以前に木材で雨樋を作ったが、すぐに腐って痛い目にあった。風雨に耐える強度があって、腐らない素材が条件だった。
考えるうち、余っているポリカ波板を加工することを思いつく。4山分を縦に細く切り、丸めてU字型にして上部を木材にビス止めする。雨水はポリカ部分を流れ、木部腐食の不安は減る。
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集水器部分
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35×28の角材L=1200を準備し、柿渋を塗った。ポリカ波板を2枚つなぎ、L=1310分を確保。袋状に丸めて順にビスで固定する。上部の110は開放して集水器とし、軒樋からの雨水を集める。
上端に木片を固定し、集水器の位置を調整しつつ、車庫の梁にビスで止めた。下端は別の木片を加工し、物置屋根ケラバ部にビス固定する。
秋の日暮れに追われつつ作業し、17時前ギリギリに終えた。週末はまとまった雨が降る予報で、効果を確かめたい。