現在暮らす地域は札幌市の条例で「出水のおそれのある区域」に指定されていて、「居室の床高さは道路面から600以上」という規制がある。
1階居室床面はGL+700、設計GLは前面道路+200に設定してあり、居室床面高さは前面道路+900。規制に対し300の余裕がある。
基礎にはパッシブ換気用のΦ150給気口が2ヶ所あり、他に開口部はない。万一の水害で水位が増すと、真っ先にこの給気口から水が床下に流れ込む。
床下と1階は同一空間としてつながっており、水が1階床面以下でも、床下が水浸しになるのは避けたい。そこで洪水対策として、床下給気口を閉鎖する土のうを準備することにした。
床下給気口の片側は、先日開閉式タイプに交換したばかり。しかし、水を止めるほどの密閉性はない。検討のすえ、単純に土のうを使って止水することにした。
ホームセンターで川砂13Lを330円で購入。100均ダイソーで3袋入りの土のう袋を買う。
車庫側の給気口をいったん外し、土のう袋に川砂を5Lほど入れて外側から詰め込んでみたが、充分使えそうだった。
物置側の給気口は物置内にある蓋を外さないと操作できない。昨年の施工時に防水アスファルト紙をOSB合板外側から張ってある。
今日は内側の蓋を外してアスファルト紙をまずカット。1年ぶりに給気口を外して点検したが、大きな問題はなく、いつでも土のうで封鎖可能だった。
札幌市のハザードマップによれば、72時間で400ミリの集中豪雨があった場合、現在暮らす地域は0.5〜3Mの浸水深が想定されるという。0.9Mまでなら何とか耐えられそうだが、それを超える洪水だと、もはやお手上げ。早めに近くの避難所に逃げ込むのが得策だ。
災いはいつやってくるか分からないが、0.9M以下の洪水限定の、ささやかな備えである。