2020年9月26日土曜日

水に浮かぶ家

 先日交換した居間テーブルの天板をどうすべきか、ずっと悩んでいた。12ミリ厚、910×1200の桐集成材で、表面に傷みと汚れはあるが、細断して捨てるにはちょっと惜しい。用途が決まるまで保存しておくにも、大きさが邪魔をする。
 考えたすえ、汚れがあっても気にせず使える物置棚板と、居間テーブル天板裏の棚板に転用することに決めた。

 最初に物置棚板を交換。何枚かある棚板のうち、タイヤの上にある最上段の棚板が、ヌキ板5枚をビスで接ぎ合わせた代物。昨年の物置作成時に再生OSB合板の在庫がなくなり、急きょ間に合わせたが、ようやく1枚の合板に交換できた。


 居間テーブル天板裏の棚板は、先日大幅改良したテーブルに新たに追加するもの。物置棚板を優先させ、サイズは375×890に決定。
 この板をテーブル天板を中央で支える梁材(38×89)の下にビス止めした。これにより高さ38、奥行き96と190の薄い棚2つが梁の左右にできあがる。棚板は天板を支える枠の内側に収まっていて、膝がぶつかる心配はない。

 この棚には、新聞や読みかけの本などを入れておく。出し入れが自由で探す手間がなく、読まないときは邪魔にならない。作ったばかりだが、かなり使えそう。
 5月にエッセイが載った地元紙夕刊の「陽だまり」という欄に再び投稿が採用され、今日それが掲載になった。
 今回は「水に浮かぶ家」と題し、生まれ故郷の川が雨台風で氾濫した5〜6歳ころの記憶を元にしたもの。大洪水の中で孤立する我が家に、ただ一人避難せずに残った父が主題で、前回よりも自信はなかったが、台風シーズンというタイムリーな内容が味方した。

 実は10数年前の50代後半にも、同じ素材をブログに記したことがある。70代を迎えて事象の捉え方が大きく変わったため、別の視点で新たに文章を書き起こした。
 非営利ブログであり、他の新聞や雑誌等には一切投稿してなかったが、掲載前にはいきさつを正直に新聞社に伝え、当時の文章も比較のために読んでもらった。規約にふれるのであれば辞退するつもりでいたが、結果は「問題なし」。

 コロナ禍でギター弾き語り活動が中断している今年は、「書くこと」「それを投稿すること」を新たな目標としていて、いまのところ順調である。