大腸ポリープ切除手術の療養終了間際に手配した実家の大型家具処分から1ヶ月が経過。その後溜まっていたDIY関連の作業に追われ、残存物が何もなくなった実家の最後の掃除が遅れに遅れた。
雑務もようやく一段落し、このところ続く秋の長雨の切れ間を見計らい、満を持して出かけた。
13時50分から作業開始。まず最初に1階和室中央にある床下点検口の断熱材を詰め直し、内側に防湿シートを貼る。詳しい経緯は省くが、業者の施工ミスである。
故あって実家の設計施工一切に私は関わってなく、「寝ていると寒い」という生前の母の訴えでミスに気づき、ただちに応急処理を施したが、のちに誰かが元に戻したらしい。その後母は施設に移ったため、ずっと放置状態だった。
続けて同じ和室のカーテンレールを修理する。取付金具の一部が破損していたが、外してみたら補修は困難だった。4ヶ所ある金具を3ヶ所に減らし、取付ネジを頑強に締め直すことで対処。
最後に長く壁に立てかけてあった畳を元の位置に戻す。母が施設に移った直後、水道栓の水抜きを一部忘れて凍結破損し、床が短時間冠水したことがあった。畳の冠水はほとんどなかったが、以降10年間、念のため畳は上げて乾燥状態にあった。
畳の裏に配置が暗号のように記してあり、ジグゾーパズルの要領で順に畳を置いてゆく。想像力を駆使しつつ、かなりの時間をかけて正常位置に戻した。 持参した珈琲で休憩したのち、こちらもポリタンクで持参した水をバケツに移し、床の拭き掃除をする。遺品や家具を片づけながらコマメに掃除機はかけていたので、大きなゴミはない。しかし、床はかなり汚れていた。
ほぼ同時進行で台所シンクや浴室タブの汚れも落とす。持参したクレンザーとハードスポンジが大活躍し、壁クロスの汚れも大半がこれで消えた。
その後、脚立に上って居間の照明カバー2つを外して清掃、2階の床清掃と続いた。ハタキで目立つ天井の埃も随時落とす。
最後に玄関ホール床と壁を清掃し、伸び始めた周囲の雑草を鎌でざっと刈る。
作業範囲が広く雑多で、家一軒を丸ごと大掃除するようなものだったため、1日で終わらせるのは無理かも…と思っていたが、あたりが暗くなり始める17時半までに全作業を終えた。
掃除用に残してあった箒やタオル、バケツや洗剤、各種工具、ペットボトルの水などをまとめて回収。残っているのは日焼け防止のレースカーテン一式と小型脚立、丸椅子、バケツと雑巾、サンダルに靴べら、外用玄関マットと掃除機といったところ。
いずれも一度で回収可能で、長く続いた実家の片づけにようやくケリがついてホッとした。