2020年9月19日土曜日

隙間に万能防水シート

「毎日が日曜日」の我が身にはあまり関係ないが、世間は4連休とかで、趣味や仕事がらみで忙しい長男夫婦から、孫娘の子守を2日間頼まれた。こんなとき、多少なりとも世の中との関わりを感じる。
 雪が降る前に終わらせたいDIY系の外作業がいくつかあり、子守がなくて天気が良い今日は絶好の条件だった。

現状の隙間部分

 先日済ませた母屋外壁と車庫屋根の隙間ふさぎだったが、結果はあまりかんばしくない。降雨量が増えると雨水が漏れてくる。コーキング剤充填を一部やり直したが、まだ水下部分に漏れがある。

 新たな修正として、上層にゴム系素材、中間に補強のアルミメッシュ、下層にブチル粘着材の3層で構成された本格的な万能防水シートを購入した。商品名「タイセイ・ファストフラッシュ」。
 オーストラリア製でユーザー評価が高い。やや高価だが、決定打になりそうな予感がした。ネットショップをあちこち調べ、280×1000の商品を送料込4,840円で買った。


 珍しく早く起きて、朝食前に車庫屋根に上る。前日までの雨でコーキング剤上に溜まっている雨水を早く乾燥させようと、タオルで全て拭き取った。
 同時に凸凹状態のコーキング剤表面をできるだけ平らに均す。外壁や屋根に残っている汚れもとった。

 朝食後、防水シートをハサミで横に4分割する。これにより、70×1000のシートが4枚取り出せ、重ね張りすれば隙間の長さを完全に覆える。



 午後から再度屋根に上ると、陽射しで隙間部分はすっかり乾いていた。水下から順に貼ってゆく。
 シートの裏にある白い紙をはがし、端部を屋根の部分に置いて位置決めをする。外壁の波板に斜めに立て掛け、谷部分に押しつけるようにして貼る。

 取説によれば、「横方向に60%、縦方向に20%伸長する」とある。かなり複雑な形状にも自在にフィットする。今回のような隙間処理にはうってつけだった。


 一番下の層はブチル粘着材になっていて、樹脂や金属、瓦などの各種素材に使えるらしい。今回は外壁が鋼板で屋根がアスファルト系素材だったが、問題なく接着できた。
 圧着作業は丸い木の棒でやり、何度か繰り返した。重ねを30にして貼ると490余ったため、下の物置屋根と外壁の隙間に使った。

 作業は特に難しくないが、下層のブチルゴムが固まるには24時間必要だという。貼り終えて家に入ったとたん、ポツポツと雨が…。全く予報になく、あわててシートを抱えてまた屋根に上る。固まるまでは雨に当てたくない。


 シートをロール状にして角に押しつけ、レンガを載せて養生。降雨レーダーをにらみながら外をうかがったが、幸いに本降りにはならずに済んだ。
 明日の午後にはシートを外し、その後の雨で効果を確かめたい。

《2020.10.3 追記》
 防水シート設置後、数時間で12.5ミリというまとまった雨が降った。その結果、3ヶ所からわずかな雨漏りを確認。これまでと比べてはるかに程度は軽いが、この複雑な形状での完璧な防水は難しいようである。

《2020.10.6 追記》
 外壁部数カ所にわずかな隙間を発見。自己判断でドライヤーを軽く当ててブチルゴムを柔らかくし、再度接着させた結果、雨漏りは完全に止まった。