長男と孫娘、そして妻を伴い、車で1時間の「ゆにガーデン」へ遊びに行ってきた。
長男のお嫁さんが昨日から2日間自宅でのインターネットセミナーで終日拘束され、特に孫娘が家にいると支障がある。昨日は長男が外に連れ出して相手をしていたが、今日は4連休最終日でもあり、お嫁さんを残しての家族ドライブとなった。
札幌近郊の観光地をネットで物色。子供用遊具はないが、広い丘陵地に広がる英国風花壇が美しく、食べ物も美味しそうなゆにガーデンに決めた。
セミナー開始10時に合わせ、早めの9時半に迎えに行く。東に車を走らせ、10時45分に到着した。駐車場は空いている。
行くのは今回が初めてで、入場料は大人700円(小学生以下無料)とリーズナブル。時節柄マスクとスタッフからの検温と手指消毒が入場の必須条件だった。
ゲートをくぐると、いきなり園内周遊バスがやってきた。いかにも子供が喜びそうな体裁で、孫娘が「乗りたい!」と叫ぶ。大人100円(幼児無料)を払ってさっそく乗った。
バスは緩やかな丘陵地を縫うようにゆっくりと走る。どの建物の壁にも紅葉し始めたツタがからんで美しい。真っ赤なサルビアが目に染みるようだった。
要所にバス停があって、乗り降り自由の乗り放題。眺めのよい「幸せの鐘」の前で降り、長い階段を上って鐘つき堂に到着。よくあるカップル向けの鐘だが、孫娘が少しビビりながら鐘を鳴らした。幸せになれるといいね。
眼下には160M続く緑の芝生道(ブロードウォーク)が続き、その先には結婚式場にもなる教会風のコテージが建っていた。
その後はバスに乗らず、散策しながらセンターハウスまで戻る。朝が早かったので、空腹だった。珍しく孫娘からでなく、私から「ご飯食べよう」と提案。
オープンカフェ「バジル」で思い思いの料理を注文し、感染リスクの少ない屋外テラス席で食べた。
昼食後、周遊バスから見えた各種ガーデンを順に見て回る。それぞれの庭にテーマがあって飽きさせない。丘陵地をうまく利用した巧みな公園設計だった。
孫娘のお気に入りは、つづら折りの木製階段を降りた先にあるウォーターガーデン。
水草に覆われた池にある飛び石をおっかなびっくり渡ると、ゴールにうさぎ小屋があり、自由にさわれる楽しい仕掛けだった。
家族で長い時間を過ごせたのは、コテージ前にあって高いレンガ壁に囲まれたローズガーデン。中央に東屋があり、外からの見通しが悪いせいか、ほとんど人がいない。
みんなで東屋の椅子に座って、持参の珈琲を飲んだり、グミ菓子を食べたり、途中で思いついた「宝探しゲーム」を孫娘に仕掛けたりし、延々遊んだ。
朝からずっと好天で汗ばむ陽気だったが、15時を回ると日が陰って涼しくなった。
再びセンターハウスに戻ってブルーベリーアイスを食べたあと、お土産を物色したり、写真を撮ったり、またまたうさぎ小屋に行ってみたりと、めいめいが思い思いの時間を過ごす。
公園中央に広がる公園名物、コキアの群生を最後に散策したが、ちょうど紅葉が始まったところで、丸い卵のような姿がなんとも珍しく、愛らしい。10月にはこれが真っ赤に染まるらしいが、いずれまたそのうち。
充分に遊んで、15時55分に公園をあとにする。花や公園が大好きなお嫁さんがいなくて残念だったが、よい家族の思い出ができた。
あとでパンフを調べたら、見忘れたガーデンがいくつかある。別の季節にぜひまた訪れたい。