年末年始の家族会が終わり、子供たちが使った大量の寝具類を順に洗濯した。一度ではとても終わらず、自分たちの通常洗濯に混ぜる形で、およそ2日おきにやった。
幸いに1〜2階には計5本の洗濯ポールがあり、干す場所に困ることはない。湿度が乾燥しがちな冬季に、大量の洗濯物はむしろ歓迎である。
全て終わって布団カバー類を元に戻そうとしたら、敷布団の1枚にひどい傷みを発見した。布団皮に大きな穴が開き、もはや使い物にならない。打ち直すほどの布団でもなく、早急な買い替えが必要だ。
掛布団のカバーをかけようとしたとき、ファスナーを引っ張ったら、持ち手(「スライダー」と呼ぶらしい)がポロリと取れてしまった。調べると安物のせいか完全に割れて、こちらも使い物にならない。
別の布団カバーに交換しようとしたが、生地自体はしっかりしていて、まだまだ使えそう。
そこでファスナーそのものを交換しようと考えた。しかし、布団カバーのファスナーは長くて外す手間が大変だ。しばし考え、不要になった衣類のファスナーを保存してあるのを思い出す。スライダー部分だけを交換できるかもしれない。
大量にあるファスナーから丈夫そうなメーカー品を選び、スライダーを取り出して交換してみた。しかし、うまく作動しない。動くことは動くが、相性が悪いのかきちんと閉じてくれないのだ。
あきらめて無名メーカーだが、形状に似ている品を選び出す。今度はうまくいった。
閉じた状態になっている端部がほどけぬうち、金属ストッパーで素早く固定。両側の布は手で縫い合わせた。
コツはまず片側だけスライダーの中に取り込み、もう一方はあとから端部をあわせつつはめこむこと。初めてトライしたが、無用な買い直しをせずに済んだ。今後似た補修にも活かせそう。