夫婦して時間だけはあり、安くてとりあえず寿司であればよい、という考え。行くのは大半が平日だった。
以前は皿がグルグル回る回転寿司本来のシステムだったが、最近になって上下2段のレール上に皿が載り、席まで直接届くシステムに変わった。
回転式だと注文していない人が勝手に皿をとってしまい、しばしばトラブルになっていた。注文が電子パッドによる完全オートなので、慣れていない高齢者には分かりにくい。レール式に変わってからは、この種のトラブルはなくなった。
2年前に受付がペッパー君というロボットに変わり、席の種類や番号を入口で案内するようになったが、なぜか最近はロボットを使わず、人間による案内に戻った。
これまた高齢者には難しいシステムで、もしかすると誤操作が相次いだのかもしれない。妻も一度だけ間違ったボタンを押したことがあり、その都度従業員が対応するので、かえって手間がかかる。
行くのは昼食時がほとんどで、一人5〜6皿食べて支払いは計1,000〜1,200円ほど。食べるネタは毎回決まっている。
新聞チラシに割引クーポンがときどき折り込まれてきて、寿司1皿無料とか、あおさ汁1杯無料などのサービスがあり、よく利用する。
ところが最近は折り込みの回数が減ってしまい、割引の恩恵がめっきり減った。いろいろ調べると、「はまナビ」というWEB予約システムがあり、会員登録すればネットからの予約や割引の特典があるという。
さっそく登録すると、週1回ペースでフェア情報と割引クーポンがメールで送られてくる。精算時にクーポン番号をレジで伝えるだけでよく、メール自体を提示する必要はない。つまり、スマホを持っていない私たちでも使えるのだ。
いつもはあおさ汁をWEBクーポンで無料にしてもらっていたが、先週は珍しくアサリ汁の半額割引クーポンがメールで送られてきた。
しかし、今回は「メール画像をレジで提示してください」という条件つき。ノートPCかタブレットPCでメールを見せるしかないが、あいにくはま寿司にはフリーWi-Fiがなく、店でネットを使うことは不可能だった。
そこで一計を案じ、電子譜面に使っているタブレットで当該メールを自宅Wi-Fiで表示させ、スリープ状態にする。そのまま店に出向いて精算時にそれを見せる、という裏技を使った。これならWi-Fiは必要ない。
その日のレジ担当は同年代の女性で、初めてのケースだったらしく、ちょっと戸惑っていたが、どうにか半額にしてもらえた。情報によると、同じ回転寿司のかっぱ寿司では、店内フリーWi-Fiがあるらしい。今後の導入を期待しよう。