これまで外ムロに入れていた野菜や果物類は段ボール箱やクーラーボックスに収納し、物置内に作った棚に置いた。
秋口まではこれで問題なかったが、季節の急変で一気に寒くなってくると、凍結が心配になってきた。
そこで現状の野菜収納箱の温度を調べ、外気温と比較してみた。
《段ボール箱》
箱を2重にし、野菜(ジャガイモやゴボウなど)は周囲を新聞紙で囲んだ。棚の床部分と背面の壁部分には50ミリ厚のスタイロエースを置いて寒気を防いだ。
最高最低温度計で一昼夜測った箱内最低温度は−0.5度。ぎりぎり凍結を免れる温度か?このときのアメダス最低温度は−4.8度で、その差4.3度。代替ムロとしての機能はなかなかのものだった。
《クーラーボックス》
キャンプ用に買ったが、断熱処理がされているので、簡易ムロとしても使える。
同じ条件で別の日に測った結果、箱内最低温度は、−0.9度。このときのアメダス最低温度は−1.8度で、その差0.9度。ダンボール箱に比べると、断熱性能はいまひとつだった。
最低温度が計測できる温度計がひとつしかなく、同じ日の比較データは得られなかったが、断熱補強を施した段ボール箱の性能が予想外によい。
クーラーボックスは万一凍結しても差し支えないミカン等を入れるか、野菜なら新聞紙等で頑丈にくるんで入れるなどしないと、ムロ代りとしては使えない。
いただきもののミカンがなくなったので、ネット通販で新たに10Kgを買ったが、ひとまずクーラーボックスに入れることに。
マンションに住んでいた頃は国道に面する部屋が30センチほどの二重窓になっていて、格好の野菜収納場所だった。
高気密高断熱の住宅には寒い場所がほとんどなく、我が家では最も寒い玄関ポーチ床の冬季温度が12〜15度程度。野菜を保存する温度としては高すぎる。
冷蔵庫の野菜室が4〜7度に設定されているようで、当面は断熱を強化した段ボール箱を物置内で使うのが現実的か。