2019年11月22日金曜日

室内ブランコを自作

「車庫&物置の建替えが完全に終わったら、余った材料で屋内遊具を作ってあげる」と、春先から孫娘に約束していた。エクステリア系の付帯工事などに追われるうち、季節は急速に冬へと突入。公園での外遊びが難しくなり、こんなときこそ屋内遊具の出番である。
 急ぎ推敲を重ねるうち、当初構想にあった小型滑り台を作るには、材料が大幅に不足していることが判明。大きすぎて収納にも場所をとり、早々に候補から脱落した。

 次に考えたのはブランコ。2階には2×8材で構成した強固な挟み梁があり、これを利用すればちょっとしたブランコが作れそうだった。
 ネット情報をかき集め、必要な材料を見繕う。ロープを6Mだけ買えば、他は手持ちの再生材でやり繰り可能なことが分かった。



 雪の間隙を使って再生材の清掃&加工は先日までに済ませ、今日はわずかな晴れ間を使って最後の調整と加工、そして室内での最終組み立てをやった。

 使用材料と、およその作業工程は以下の通り。
(真似される方は各自の判断でお願いします)
・ロープ:Φ12アクリル紅白ロープ6M、ジョイフルで1,212円
・ロープ支持板:1×4材 89×450、OSB板t12 45×390
・ロープガイド板:t18無垢材 30×450、OSB板t12 30×20×2枚
・座板:t38×220×450(2×10材を加工)

1)座板に径12ミリの穴4つを開ける。穴の間隔は左右400(→ロープ相互の間隔)前後150。
2)ロープ支持板を梁上端にコーススレッド65×3本で固定。ロープガイド板を反対側の梁下端にコーススレッド65×2本で固定。

ロープ支持板

3)ロープ支持板と梁の間にできたW12の溝にロープを引っ掛け、左右の長さを均等にする。
4)ロープを梁上部経由で反対側に回し、ロープガイド板の中を経由して真下に落とす。

ロープガイド板

5)ロープ端部から980離れた位置でロープを1回結ぶ
6)ロープ端部を座板の穴に通して上に抜き、5)で出来た結び目の上で8の字結びする。
7)座板の水平と高さをロープ支持板の位置で微調整する。


 今回、梁の高さはFL+2360で、座板高さはFL+260だった。(乗るとロープが伸びてFL+200くらいになる)
 大人が乗って揺らしてみたが、ひとまず安定している。子供に遊ばせてどうなるかは、追って報告したい。(その後、強度を含めて安全性には問題ないことを確認。3歳児の場合です)

 アクリルテープの強度は綿ロープなみで、他の合成繊維ロープに比べると劣る。あくまで子供の遊び用で、大人の立ち会いが必須である。径12ミリのM単位売りが少なく、今後もっと強いロープが入手できれば、交換する可能性はある。


 ポイントは座板の幅を充分にとり、ロープを通す穴の間隔を広くとること。(今回は150)座板を経由したロープは座板のなるべく上で結ぶこと。(今回は280)
 ロープは梁に引っ掛けているだけなので、使わないときは簡単に外して収納できる。再組み立てに備え、ロープ左右にマーキングしておく。