画面明るさ50%弱、Wi-Fi接続なしのいつもの設定でテストしてみたら、連続使用60分で84%→46%に、つまり38%も減っていた。6年前に買った古いタブレットなので、やむを得ない。
ライブでは最大90分間使う可能性がある。単純計算で38%×1.5=57%まで減ることになり、満充電で臨んでも危険水域である。今後さらに劣化が進めば、予備としては機能しなくなる可能性がある。
メインで使っているタブレットと同機種がヤフオクで送料込み1,800円で出品されていたが、考えているうちに買いそびれた。どうせ買い換えるなら中古ではない新品、さらにはSIMカードが搭載可能なら、より幅広く使えるだろう。
そこで現状の予備タブレットの使用時間を延長させる手段を検討した。交流電源につないで充電しながら使えば問題ないが、接続が複雑になって制約が増える。
安いモバイルバッテリを探したら、100均ダイソーで単3電池2本で動く製品があるという。5V-500mAhと容量は小さいが、消耗分を補う程度なら使えるかもしれないと思って買ってみた。
手持ちの充電式ニッケル水素電池(1900mAh)を満充電にし、さっそくテスト。本体は軽くて小さく、ベルトでマイクスタンドに簡単に固定できた。そこから短めのUSBケーブルでタブレットと接続する。
交流電源につないだ場合と同様に、ただちに充電が始まる。開始時点でのバッテリ容量は81%で、これが60分間の使用でどれくらいになるか、実際に歌いながらテストしてみた。
その結果、60分後のバッテリ容量は88%。タブレットバッテリは5V-3700mAhなので、せいぜい現状維持か、逆に減ることも覚悟していたので、正直驚いてうれしくなった。
使った充電式ニッケル水素電池の残量を調べてみたら、ほとんどゼロ。しかし、60分間使いながら7%も充電してくれるなら、予備バッテリとしては充分に使える。
安いタブレットで最も不安なのが、バッテリの劣化。しかし、乾電池駆動の予備バッテリがあれば何かと安心だ。試してないが、5V-600mAhが標準仕様のガラケーの充電にも充分使えるだろう。いい買物をした。