2018年7月4日水曜日

エンピツの延命

 いまだに鉛筆をよく使う。シャープペンシルではなく、削って使うエンピツである。1階居間や2階仕事部屋にいくつか置いてあるペン立てには、かなりの数の鉛筆が入っている。

 一番使うのは電話のメモ。急いでいるので、シャーペンだとノックして芯を出す時間が必要だし、先端が詰まって芯が出なかったりすると面倒だ。
 次に使うのがDIY作業における木材等へのマーキング。プロの大工さんもたいてい鉛筆を使っている。理由はメモと同じでトラブルになりにくく、雨や水に濡れてもあまり支障なく使える。

 何かのアイデア推敲やオリジナル曲作りでも鉛筆を使うことが多い。うまく言えないが、他の筆記具よりもタッチの柔らかい鉛筆のほうが、イメージを紙に落としやすい気がする。


 3人の子供たちが小学生のころ、お祝いなどでいただいた鉛筆がまだ引き出しの奥に20本ほど眠っていて、少しずつ使っているが、使えば短くなってゆくのが鉛筆の定め。書きにくくなると捨てたくなるが、根が貧乏性なので、どうにかギリギリまで使えないかと考える。
 常用しているのは、100均などで手に入る金属製の延長ホルダー。(正式には「鉛筆補助軸」と呼ぶらしい)差し込んでネジを締めれば、かなり短くなった鉛筆でも使える。
 欠点はやや太くて滑りやすいこと。しかし、使わないときはネジを緩めて逆差しにしておけば、道具袋に放り込んでおいても、芯が折れることはない。
 最近になって思いついたのが、使い切ったマーカーやサインペンなどの円筒状本体を再利用する手法。中身を抜くと内径が7ミリ弱で、鉛筆が測ったようにピッタリ収まる。
 鉛筆がやや太いので、押し込んでやると固くホールドされて、簡単には抜けない。延長ホルダーよりもスリムで色も選べ、しかもタダ。つい捨ててしまうものなので、日頃から気をつけていくつか保存しておくと何かと役立つ。