施設に着いてタクシー代金を支払い、母を食堂まで送り届けてただちに家に戻ったが、耳鳴りは一向に治まらず、頭に突き抜けるようで激しくなるばかり。
遅い昼食を食べ、休めば治るかもしれないと、2階の予備ベットでしばしの仮眠。しかし、起きても症状に変化はなく、テレビの音で確かめてみたら、右耳は普通に聞こえるが、左耳はほとんど聞こえない。
特に女性の話す高い声がキンキンと耳の奥で反響し、不愉快この上ない。歌い手にとって耳が片方聞こえないのは致命的だし、そもそも日常生活に支障がある。
我が家のカエデも紅葉。今年は赤が特に鮮やか。 |
ネットで調べてみたら、どうも突発性難聴の症状である。風邪の治りかけや強いストレスが原因になりやすいとかで、両方とも合致する。
48時間以内に耳鼻科に行って処置しないと完治しないとあり、ただちに近隣の耳鼻科を検索。いつも行くスーパー近くに専門医を見つけたが、診察時間は終わっているので、翌日に持ち越しとなった。
その夜、ゆっくり風呂に入ったら少し回復してきた。早めに寝て翌日に備える。
午前中に耳鼻科に行くつもりで早めに起きたら、なぜか耳は普通に聞こえる。前日と同様にテレビでテストしたが、右耳と左耳の聞こえ方に違いは感じないし、女性の声も特に頭に響かない。
耳鳴りはわずかに残っていたが、前日ほどひどくはない。そのまま様子をみたが、耳鳴りはじょじょに回復した。午後にはまた眠気に襲われ、しばしの仮眠。目覚めると耳鳴りはほぼ解消されていた。
結局耳鼻科には行かずじまい。まだ油断はできないが、最悪の事態は回避できたようだ。休息とリラックスで回復した気がするので、引き金はやはりストレスか。
詳しくは書けないが、いろいろと振り回された。自力だけでは解決できないこともあり、そうなるとストレスは溜まり続け、健康を蝕む。実に怖い。